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YouTubeで無料公開中『アーミッシュ in NY』が面白い

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連休中は体調不良もあり、ずーっと自宅に引きこもり。

ゲームをしたり読書したり。

ぼんやりYouTubeを眺めたりなどしていたのですが、そんな中ふと目に留まったのが『アーミッシュ in NY』というタイトルの動画。

ディスカバリーチャンネルが現在、無料で配信しているドキュメンタリー番組です。

おすすめ動画一覧の中で、ひときわ私の興味を引いた『アーミッシュ』という単語。

現代のアメリカで、昔ながらの自給自足生活を続けている人々……という程度のぼんやりとした知識しかなかったのですが、動画を見てみるとなかなか面白い内容で、一気に最終エピソードまで視聴しました。

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アーミッシュとは?

アーミッシュは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州や中西部、カナダのオンタリオ州などに居住するドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団である。アメリカのキリスト教者共同体であり、 移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。原郷はスイス、アルザス、シュワーベンなど。2020年時点での推定人口は約35万人とされている。

(中略)アーミッシュには「オルドゥヌング」という戒律があり、原則として快楽を感じることは禁止される。なお、オルドゥヌングは各地のコミュニティーごとに合議によって定められるので各地で差異がある。

引用元:Wikipedia

厳しい戒律に縛られながら生活している旨は『アーミッシュin NY』の中でも語られていますが、ウィキペディアに記載されているアーミッシュの主な戒律は以下の通り↓

  • 読書禁止(聖書はOK)
  • 讃美歌以外の音楽禁止
  • 避雷針を立ててはいけない(雷は神の怒りだから、避けてはいけないらしい)
  • 義務教育以上の高等教育を受けてはいけない
  • 化粧禁止。派手な服装も禁止
  • 保険への加入禁止
  • 離婚をしてはいけない……等

コミュニティごとに差があるそうなので、アーミッシュだから一概にこうとは言い切れないと思います。

教育については、アーミッシュは独自の学校を持っており、学校教育は『8年間まで』と決められているそうです。

また、アーミッシュin NYに登場する5人の若者のうち、サブリナという女性のみ、アーミッシュではなく『メノナイト』に属しています。

メノナイトは、メノ・シモンズの名前に因んで名付けられたキリスト教アナバプテストの教派である。(中略)メノナイトはブレザレン、クエーカーと共に歴史的平和教会の一つに数えられ、非暴力、暴力を使わない抵抗と融和および平和主義のために行動している。メノナイトという言葉は教派そのものと、その信徒を指すときの両方に使われる。

2006年時点で、世界には約150万人のメノナイトがいる。世界中のメノナイトは、単に質素な生活を送る人々から一般の人とはすぐに違いを識別できるほど時代がかった服装や外観の人々までさまざまな程度で、メノナイトの生活習慣を受け継いでいる。少数の顕著な例外はあるものの、ヨーロッパや北アメリカにおいてメノナイトは圧倒的に田舎に居住し続けている。

引用元:Wikipedia

メノナイトも自給自足生活ですが、アーミッシュより戒律が幾分緩いのか、自動車の運転免許を取ることもできるみたいです。

アーミッシュの人々の生活については、以下のサイト様にて詳しく紹介されています。

『アーミッシュin NY』感想

アメリカでは数年前に『Breaking Amish』というタイトルでテレビ放送されていたそうです。

生まれた頃から田舎の閉鎖的なコミュニティで自給自足の生活を送っていた若者たちが、初めて飛行機に乗り、初めて大都会ニューヨークに降り立ち、そこで共同生活を送るものですから、まあいろんな騒動が起こります(笑)

動画のコメント欄でもチラホラ指摘されているように、全員、限られた期間しか教育を受けられなかったせいか要所要所で子供じみた言動も見られるのですが、超禁欲的なコミュニティから急に大都会に放り出されて自分の中の戸惑いや興奮の制御が出来なくなるのは仕方ないのかな、と。

お酒を飲んでハメを外したり、着たい服を着たり、タトゥーを入れてみたり。

生まれて初めての自由を謳歌しつつも、全員、心のどこかではアーミッシュ(またはメノナイト)としての矜持を大事にしている様子が窺えます。

様々な葛藤を抱えながらも、自分の人生をどう生きたいかをはっきりと決断する5人の姿は、アーミッシュでもなければアメリカ人でもない、現代日本人の私たちが見ても共感したり、学べる点は多いと思います。

アメリカという国の多様性

多くの一般アメリカ人はアーミッシュの存在を認知しているそうで、ニューヨークのホテルやお店の従業員も、多少の珍しさはあるにしろ彼ら5人を受け入れている様子でした。

ただでさえ『人種のるつぼ』と言われるくらい、多種多様な文化が混ざり合うアメリカ社会。

もっとも最近は『るつぼ』ではなく『人種のサラダボウル』と言うそうですが……。

単一民族社会で成り立っている日本という国で生まれ育った私からすると、アメリカほど複雑な背景を持つ国は他に無いように思います。

それでも『超大国』として世界に君臨しているのだから、その点は確かに凄い国だと思うし、間違っても敵に回すべきではないなと感じました。

あくまで『一部のアーミッシュ』を切り取っただけの番組

注意しなければならないのは、動画で紹介されているのはあくまで『一部のアーミッシュ』でしかないということ。

私は決してアーミッシュについて詳しいわけではなく、ネットでざっと検索しただけの知識しか持たない身ですが、それでも動画を慎重に視聴していると、アーミッシュ社会の一部のネガティブな側面だけを切り取って、その点ばかりをやたら強調して映し出しているように感じられました。

テレビ番組なので、ある程度『シナリオ』が用意されていて、それに沿って撮影した部分もあったのかもしれません。

私が調べた限りになりますが、多くのアーミッシュたちは厳しい戒律はあっても自分たちの文化に誇りを持ち、毎日幸せに暮らしている印象でした。

もちろん、動画内の5人が全て嘘だとは思いませんが……。

あくまで、『一部のアーミッシュには、こういう人もいる』くらいの軽い感じで視聴するのが良いと思います。

まとめ

『アーミッシュin NY』は現在、YouTubeのディスカバリーチャンネルにて、シーズン1が全話無料で配信されています。

もしかしたら期間限定配信かもしれないので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

シーズン2の無料配信も密かに期待している私です……。

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