1週間ほど前に応募した派遣の仕事が1件、派遣会社内の選考に通ったということで、金曜日に顔合わせ(という名の面接)がありました。
それも自宅のパソコンからZoomを繋いで行われる、オンラインでの顔合わせです。
派遣会社に出向き、派遣会社のパソコンからZoomで派遣先と顔合わせするタイプなら経験がありますが、自宅からというのは今回が初めてでした。
実際に体験し、「結構デメリットもあるなあ」と感じたので、今回は当日の様子と、私が感じたメリット&デメリットについて、ご紹介します。
派遣社員との顔合わせをオンラインで行う企業が増えている
コロナ渦以降、特にテレワークを取り入れている企業を中心に増えているようです。
自宅にて、自分のパソコンやスマホからZoomを繋ぎ、派遣会社の営業や、派遣先企業の担当者と顔合わせを行います。
また、派遣会社の方に出向き、そこから派遣先企業とZoomで顔合わせするケースもあります。
オンラインでの流れについて
顔合わせ自体の流れは、通常(※派遣先に出向いての顔合わせ)とまったく変わりません。
今回、Zoomが使われたのですが、Zoomに繋ぐためのURLは派遣会社が作成し、メールに添付してくれました。
当日は本番の30分前に、まず派遣会社の営業とZoomを繋ぎ、事前の打ち合わせを行いました。
- 派遣先企業について
- 求人の内容確認
- 本番の流れ、先方から聞かれそうなこと
- 私からの質問
だいたい上記のことを、営業さんと確認しました。
時間が来たら、派遣先企業の担当者の方とZoomを繋ぎ、本番開始です。
ちなみに派遣会社の営業さんも、本番に同席してくれます。
当日、注意すべきこと
自宅からオンラインで行われる場合、派遣先に直接出向く時よりも、ある意味で念入りに準備をしておく必要があります。
場所が自宅なだけに、つい気が抜けてしまいがちですよね。
ここでは、私が感じた、自宅でのオンライン顔合わせで注意すべきことを4つ、ご紹介します。
- 服装
- 通信環境
- 背景の映り込み
- 自分自身の映り方
1.服装
当日の服装はスーツが無難です!
オンラインだろうと何だろうと、派遣先との顔合わせ=面接なので、スーツが1番、間違いないです。
一応、派遣会社からは、「当日の服装はジャケット着用、もしくはオフィスカジュアルで」と事前にメールがあったのですが、私はスーツを選びました。
2.通信環境
本番当日を迎える前に、自宅の通信環境が問題ないか確認しておきましょう。
自宅のインターネットが不安定だと、派遣先との通話中に接続が切れるというアクシデントに繋がります。
我が家はドコモのホームルーターを使用しているのですが、在宅勤務時のZoomミーティングでも問題なく接続できていたので、今回の顔合わせもトラブル無く済みました。
また、そもそもZoom等に対応できるデバイスを持っていない場合は、派遣会社に相談しましょう。
派遣会社に出向いて行うようにするなど、何らかのフォローをしてくれるはずです。
3.背景の映り込み
オンラインでの顔合わせ中、背後に自宅ならではのものが映り込んでいた、というトラブルには要注意!
家具がちょっと映ったくらいならまだマシですが、洗濯物だったりしたら最悪ですよね……。
我が家はベランダ無し物件で室内干しが日常なので、洗濯は前日に全て済ませ、当日は洗濯しませんでした!
もちろん、前日に干したものは本番前に片付け済み。
パソコンを置く位置や角度なども調整し、背後には壁しか映らないように気をつけました。
……まあZoomの場合、背景に『ぼかし』を入れられるんですけどね。
万が一のことを考え、余計なものが映り込まないよう、部屋を片付けておきましょう。
4.自分自身の映り方
背景と同じくらい、自分自身の映り方にも要注意です。
- 室内の照明の明るさ
- 自分の表情が相手にしっかり見えているか(暗くなっていないか)
- 背筋を伸ばす
私は上記を特に気をつけました。
照明はかなり重要です。
照明が暗すぎると自分の表情に影が差し、相手に悪い印象を与えかねません。
我が家の居室の照明も、LEDだからか明るさレベルを最大にしても暗めなので、デスクライトを使って表情が明るく映るよう調整しました。
またZoomの場合、待機中にカメラテストも出来るので、本番5分前くらいにサインインして、担当者が繋がるまで念入りに映り方をチェックしました。
自宅だとつい気が緩んでしまいがちですが、しっかり背筋を伸ばしておくことも重要です。
その方が表情も映えます(たぶん)
本番は、まさかの集団で…
さて、いよいよ派遣先企業の担当者と顔合わせ……なのですが!
まさかの集団面接でした!
……ここで、敢えて『面接』という言葉を使わせていただきます。
※法律上、派遣社員の採用面接を行うことは禁止されている
大変人気の案件で応募者がかなり多く、先方も、とても1人ずつ時間を取っていられないということで、ながみさんを合わせて6名が一緒に顔合わせしていただくことになりました。
……だとぅ!?
実際は、6名一緒に受けるのは、派遣先担当者からの業務説明時のみ。
その後の質疑応答については、さすがに応募者の個人情報(職歴など)に触れることなので、順番に1人ずつ行われました。
具体的には、応募者1人と営業、派遣先担当者を残し、他は全員Zoomを切って退室。
順番が来たら営業が電話で報せてくれるので、電話を受けた応募者は再度Zoomに入り、派遣先担当者と質疑応答開始、という流れでした。
しかし、つくづく私は思ったのですよ。
やっぱり面接だなこれは!
派遣先担当者も業務説明中、しきりに「ご縁があった場合は……」とか言ってたし。
要するに、派遣先はこの後しっかり選考するってことですよね?
労働者派遣法とはいったい???
まあ、応募者が多かったらしいし、全員は雇えないから仕方ない事情はあるだろうけどさ。
派遣先担当者との質疑応答
- 私から自己紹介&職務経歴の説明
- 派遣先担当者からの質問
- 私からの質問
対面での顔合わせと全く同じような流れで、10分も経たずに終わってしまいました。
事前の打ち合わせで派遣会社の営業が「これは先方から聞かれる可能性大です!!」とか言われてた質問も、結局いっさい聞かれなかったし。
他の応募者も控えているので、あまり1人ひとりに時間を割いていられない、という雰囲気があり、何だか慌ただしかったように思います。
事情は分かるけど、「こんなさっさと終わらせる感じで、ちゃんと選考できるの?」とか思ってしまった。
派遣先企業による選考は本来、禁止されているんですけどね……。
メリット&デメリット
実際に自宅からオンラインで顔合わせを受けてみて、私が感じたメリット&デメリットについて。
あくまで個人の感想ですので、参考程度にご覧ください。
メリット
『楽!』
メリットはズバリ、この一言に尽きます。
テレワークについての過去記事でも、こんなようなこと書きましたっけ?
移動しなくていいから楽。
移動のために早起きしなくていいから楽。
交通費という負担もゼロ。
楽なのは良いことだ(笑)
移動を考えなくていい分、スケジュールも合わせやすいので、日々何かと忙しい人にとっても自宅からのオンライン顔合わせ(面接)は便利だと思います。
デメリット
相手の表情や反応が掴みづらいと感じました。
Zoomの使用経験がある方なら分かるかと思いますが、パソコンのモニター越しだと、直接対面するときよりも表情が読み取りづらいし、ちゃんと聞いてくれているのかすら掴めなくて不安になることがあります。
同様の理由で、相手の人となりを量りにくいとも感じました。
モニター越しの対話だとより事務的になってしまうのか、厳しそうな人なのか、温厚そうな人なのかもいまいち掴めませんでした。
もちろん、相手の方も同じように感じているはずです。
なので私は派遣先担当者が話している最中、適度な相槌を打ったり、私の方から返事をしたり話をする時は、はっきりと伝わるような声量を意識していました。
まあ、これはオンラインに限らず基本中の基本ではありますが。
オンラインで対話するときは、より心掛けた方が良いです。
感想
意外とデメリットも感じた自宅からのオンライン顔合わせでしたが、それでも個人的にはもっと普及して欲しいなと思ってます。
テレワークの時もそうですが、移動がないというだけで、こんなにも気持ちが楽になるのかと改めて実感しました(笑)
今回、顔合わせした派遣先でのお仕事ですが、もし採用されたら働くつもりです。
オフィスが自宅からやや遠いのが難点ですが、在宅勤務中心みたいだし、業務自体も興味がある内容だったので。
ただ、応募者が相当多かったようなので、どうなるかな~という感じです。
採用されるといいな~。
自宅でのオンライン顔合わせ(面接):まとめ
- 服装:スーツが間違いない
- 通信環境:インターネット接続が安定しているか・Zoom等に対応できるPCやスマホ、タブレット端末を持っているか
- 不安な場合は派遣会社に相談するとフォローしてもらえる
- 背景の映り込み:背後に壁しか映らないように、室内を片付けておこう
- 自分自身の映り方
- 室内の照明の明るさ
- 自分の表情が相手にしっかり見えているか(暗くなっていないか)
- 背筋を伸ばす
- メリット
- 楽!
- 移動しなくていい
- 交通費負担ゼロ
- 楽!
- デメリット
- 相手の表情や反応が掴みづらい
- 人となりを量りにくい
- 相手もこちらに対して同じことを感じているはず!
- 適度に相槌を打つようにする
- 話す時は相手にしっかり伝わるように、はっきりとした声量を意識する
- 相手もこちらに対して同じことを感じているはず!