PR

簿記3級・ネット試験を受けてきたので感想書く

無職日記
記事内にアフィリエイト広告が含まれています。

去年の11月中旬頃から簿記3級の勉強を開始し、先日ついにネット試験を受けてきました。

先に結果をお伝えしますと、60点で不合格でした。

ちなみに合格点は100点中70点。

残念な結果に終わりましたが良い経験が出来たので、当日の流れやネット試験の感想などをブログに残しておこうと思います。

スポンサーリンク
広告の表示がブロックされています。

試験日の3日前に急いで申し込んだ

私がネット試験を受けたのが3月末の某日。

申し込んだのは何とその3日前でした。

なぜそんな急だったかというと単純に忘れてたからです(爆)

3月もそろそろ終わるな~なんて思ってたある日、

「そういえば、簿記試験!」

などと急に思い出し、申込サイトで調べてみたところ、自宅近くの会場で空いている日にちが3日後の午後しかなかったという。

いつ受けると明確に決めていたわけではないのですが、4月になって新しい仕事が始まると絶対に勉強どころではなくなるし、これ以上ダラダラと勉強を続けるのも正直限界な気がしていたので、「もういいや!」と思い、3日後で予約を入れました。

ちなみにネット試験は以下リンク先で申し込みできます(要・会員登録)↓

勉強に使用したテキスト

スッキリわかる日商簿記3級(TAC出版)

テキストはこれ1冊のみ。

1章読み終わる→問題集を解く→間違えた問題を復習……という感じで、3週はしたと思います。

解説は分かりやすく、「簿記って何?」状態からスタートした私でも読み進めるうちに問題を解けるようになりました。

『模擬試験プログラム』は、ネット試験の出題形式にあらかじめ慣れておくことが出来るので便利です。

デメリットとして、本当に必要最低限の基礎的なことしか解説されていない印象を受けました。

基礎知識は充分身に着くけど、応用的な問題に対処できるようになるには、やや不足かなと。

やはり過去問題集も買っておいた方が良かったかもしれません。

簿記3級の合格率

一般的には難易度はそれほど高くないと言われている簿記3級。

合格率は約40%だそうです。

※ネット試験と統一試験(ペーパー試験)での違いはほとんどないそうです。

この数値をどう感じるかは人それぞれですが、

「難易度高くない割に半数以上が落ちてるじゃないか!」

……と私は思いました。

合格点は100点中70点と、決して低くないです。

むしろ高めじゃないですか?

勉強しながら感じていたことですが、世間が言うほど簡単に受かるものではないです。

ネット試験とは?

2020年12月より、従来の統一試験(ペーパー試験)に加え、新たに開始されたネット試験。

問題の出題範囲や受験料などについてはどちらも差はなく、ネット試験で合格した場合でも履歴書に記載することは可能です。

ちなみに2023年4月から、東京商工会議所では簿記3級&2級の統一試験が廃止され、ネット試験でしか受験できなくなるそうです。

◆出題範囲

ネット試験はペーパー試験とは違い、登録された全問題の中からランダムで出題されるので、事前に出題傾向を予測することが困難と言われています。

だいたいのパターンとしては以下が多いようです↓

第1問(配点:45点)仕訳(全15問)
第2問(配点:20点)補助簿、勘定記入など
第3問(配点:35点)精算表、財務諸表の作成

制限時間は60分です。

◆当日の持ち物

  1. 本人確認書類
    • 顔写真付きが望ましい(運転免許証、マイナンバーカードなど)
    • 顔写真なしだと2点必要(例:健康保険証+年金手帳)
  2. 電卓
    • 四則演算機能のみに限る
    • 音が鳴ったり、辞書機能など、余計な機能付きはNG
  3. マスク

持ち物は上記2点のみ。

筆記用具やメモ帳は不要です(※当日、受付で貸し出されます)

マスクは会場によるかもしれませんが、私が受験したところでは着用必須でした。

ネット試験・当日の流れ

ここからは私が実際にネット試験を受けた会場の様子や、試験開始までの流れについてご紹介します。

会場ごとに多少の違いはあるかと思いますが、参考になれば幸いです。

注)5分前までには会場に到着するように

当日は30分前~5分前には会場に到着するようにしましょう。

5分前までに到着していないと受験できません。

また、30分前より早く着いても入場できない場合があります。

1.受付

受付で本人確認書類を提出します。

その後、試験時の注意事項などの説明を受け、ログインIDやパスワード、座席番号が記載された用紙1枚を渡されます。

また、試験中に仕訳や計算式のメモ書きに使うためのボールペン1本と、A4サイズの白紙(2枚)も受付で貸し出されます。

2.私物は全てロッカーに預ける

会場に入る前に、私物は全てロッカーに預けるよう案内されます。

財布などの貴重品はもちろん、スマホも持ち込みNG。

筆記用具やメモ帳などを持参していたらそれらもロッカーに預けます。

試験会場に持ち込めるのは、IDやパスワード等が記載された用紙1枚と、貸与されるボールペン、白紙2枚、持参した電卓のみです。

コートなどの上着もNGなのでロッカーに入れるか、ハンガーラックにかけておきます。

3.指定された座席へ

準備が出来たら受付の人と一緒に会場へ入り、席まで案内されます。

会場と言っても特別広くはなく、学校のパソコンルームという感じでした。

左右と正面の三方をパーテーションで仕切られた机に、デスクトップモニター1台とノートパソコン1台が設置。

この2台だけで机の面積の半分以上が占拠されている状態です。

せ、狭い……。

残った限りあるスペースに電卓とメモ用紙を置けば、机の上はもういっぱいいっぱい。

試験の内容はデスクトップモニターで見て、キーボードはノートパソコンで操作したのですが、普通にキーボードを置いて欲しかったと思いました。

その方がまだスペースを確保できたかもしれない……。

●トラブルが起きたらスタッフを呼ぶ

机にはモニターとノートパソコンの他に『呼び出しボタン』があり、スタッフさん曰く、

「試験中にパソコントラブルや体調不良など起こった場合は、このボタンを押して報せてください」

ということでした。

更に、周りの電卓やキーボードを打つ音が気になって集中できないときのために『耳栓』まで用意されていました。もちろん新品、未開封。

前の人が試験終了して退室するたびに、スタッフさんが交換してくれているんだろうと思います。

これらの配慮は有難いと感じました。

4.準備ができたら試験開始

ログイン画面でIDとパスワードを入力し、『試験開始』をクリックすると開始となります。

とにかく机が狭いので、開始前に物の配置などをしっかり整えておいた方が良いです。

充分に準備を整えてから自分のタイミングで開始できる点が、ネット試験のメリットの1つかなと思います。

5.結果はその場で印刷

試験が終了すると結果が表示されるので、『印刷』をクリックして結果画面を印刷します。

印刷後、パソコン画面はそのままにして退室。

受付に行くと、先ほど印刷された結果が渡されます。

合格の場合、印字されたQRコードにアクセスすると『デジタル合格証』を取得できるそうです。

ネット試験・感想

ネット試験はペーパー試験と比べると、とにかく忙しないです。

パソコンを操作して問題を解いて行くのですが、合間に仕訳や計算式をメモ書きしたり、電卓を打ったりもするので、

モニター→メモ用紙→電卓→キーボード→テンキー

……という具合に、とにかく視線をあちこち動かします。

また、貸与されるメモ用紙は罫線もない完全な白紙なので、うっかりすると他の問題のメモ書きとごっちゃになり、解答ミスに繋がる可能性もあります。

A4サイズの白紙に計算式などをメモ書きする練習をしておくと良いかもしれません。

対策1:模擬試験プログラムで慣れておく

参考書を読んでノートに書きこむ学習ばかりだと、ネット試験で相当戸惑うことになります。

おそらくですが、ほとんどのテキストには『模擬試験プログラム』が付いていると思うので、それを利用してネット試験の形式に慣れておいた方が良いです。

模擬試験プログラムでは本番同様、制限時間60分以内に問題を解いて行きます。

私の場合、自宅のデスクトップパソコンの前にA4のコピー用紙2枚と黒ボールペン1本、電卓を置き、本番そっくりの状況を作った上で模擬試験プログラムに挑んでました。

何度も練習するうちに、パソコンの画面で問題文を読みながら白紙にメモ書きしたり、電卓を打つことにも抵抗が無くなります。

おかげで本番もそれほど慌てずに済みました。

対策2:第1問→第3問→第2問の順で解いて行くのが良い

第1問では仕訳が15問。

第3問では精算表、もしくは財務諸表の作成というパターンがほとんどのようです。

まず仕訳をササッと解けるようにして、第3問に費やせる時間を出来るだけ多く確保しておくと良いです。

制限時間60分は、案外あっという間に過ぎます。

仕訳よりも精算表or財務諸表作成の方が遥かに頭を悩ませる問題なので、やはり第1問目をいかに素早く解くかが重要だなと感じました。

第2問は何が出題されるかイマイチ分からないので、私は完全に「時間が余ったらやろう」くらいに考えてました。

とはいえ第2問も全問正解すれば20点獲得できるので、軽く見てはダメですよ?

結果は60点・不合格

第1問の仕訳は、ほぼ問題なくスラスラ解けました。

心なしかテキストの問題集や模擬試験プログラムよりも簡単だったような……?

難関だったのがやはり第3問。

問題は一応、全部解答できたのですが最後の最後で貸借合計が何故か一致せず。

どこで間違えたのか原因を必死で探るうちに残り時間があと5分。

第2問に費やせる時間はほとんどなく、貸借不一致の原因もつかめないまま試験終了となりました。

◆敗因=勉強不足

去年の11月から勉強開始していましたが、失業してからは職探しを優先させたり、単に気力が湧かなかったりで全然勉強してない期間もありました。

あとは最初の方でも書いた通り、テキスト1冊のみで挑むのは無謀だったな、と。

応用問題に強くなるために、過去問題集も買って勉強した方が良かったかもしれません。

テキスト代をケチったのが仇になった……。

試験自体は、受けて良かったと思う

資格取得はなりませんでしたが、一応半分以上の点が取れるくらいには修得出来ていることが分かったので、私としては満足しています。

模擬試験プログラムでは毎回40点とか50点程度がほとんどだったので……。

あと、私には会計や経理の仕事は向いてないということもわかった(笑)

簿記3級は私にとっては決して簡単なものではありませんでしたが、それでも勉強自体は楽しかったし、まったく無関係だと思っていた分野を知ることが出来て、為になったと感じています。

ちなみにネット試験は落ちたとしても、好きな時に再受験可能です。

けど私はもう当分いいかなと思ってます。

4月からしばらくは新しい職場に慣れることを優先したいし。

もし再挑戦するにしても、もしかしたら3級飛ばして2級をやるかもしれない(笑)

そういう人も結構多いみたいですよ?

まあでも、しばらくはいいや(;´∀`)

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

勉強に使用したテキストはこちら!

タイトルとURLをコピーしました