休日・平日問わず予定なしステイホームぼっちのアラフォーです、ごきげんよう。
この間の土日も相変わらず、整体に行く以外は引きこもっていました。
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本当に暇な休日だと映画を立て続けに3本以上観ることもあるのですが、あっという間に1日を終えることが出来ます(笑)
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ここ最近は主に海外ドラマを視聴しているのですが、中でも特にオススメのドラマをご紹介しようと思います。
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不朽の名作『大草原の小さな家』全シーズン見放題
『大草原の小さな家』
開拓時代のアメリカで、貧しくとも逞しく生きるインガルス一家を描いたドラマ。
プライムビデオでは全9シーズンが見放題になっています。
原作はローラ・インガルス・ワイルダーの自伝小説。
子供の頃、NHKで放送(再放送?)されていたのを母がビデオに録画していて、一緒に観ていた記憶があります。
笑いあり、涙ありはもちろん、おそらくあの時代のアメリカでは一般的だったのだろう家族の結束や篤い信仰心、先住民との確執や人種差別問題なども描かれていて、良いも悪いもひっくるめたアメリカの原風景を垣間見ることが出来る貴重なドラマです。
このドラマについてはネットでも多くの方が見どころを語っておられますが、私が個人的に印象深く感じた点は以下の4つ
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- 母さんが作る美味しそうな料理
- インガルス家姉妹の登校風景
- 馬車1台でどこへでも移動する様子
- 雑貨屋の奥さんの強烈な個性
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母さんが作る美味しそうな料理
現代のアメリカ料理と言えばジャンクフードなイメージしか湧かないのですが、かつてのアメリカは違ったようで。
インガルス一家の母・キャロラインが作る家庭料理は、どれも美味しそうなものばかり。
インガルス一家は決して裕福ではないので、開拓時代のアメリカの中でも割と質素な料理だったのかもしれませんが、パイ作りが得意で町のコンテストで優勝するエピソードなどもあり、料理の腕前はかなりのもの。
現代ならスーパーマーケットで買えば済むパンやバター、ドーナツやアイスクリームなども家庭で手作りしていた時代。
食卓に並んだ料理の中に、電気もガスも水道もない時代で、過酷な家事労働をこなしながら家族を支えていた母親たちの強さが映し出されているように感じました。
インガルス家姉妹の登校風景
仲良し姉妹のメアリーとローラが毎朝自宅から学校へ通うシーンが凄く好きです。
特に何ていうことはない日常生活のワンシーンなのですが、「いってきまーす」と両親に手を振って、小さな子供2人が大草原をえっちらおっちら歩いて学校を目指す姿に(ドラマの中とはいえ)驚愕しました。
私は原作を読んだことがないので実際のローラ・インガルスがどのくらいの道のりを歩いて学校へ通っていたのかはわかりませんが、徒歩10分程度でたどり着ける場所ではなかったことは確かでしょう。
何せ開拓途中の大陸ですからね。
そして授業が終われば、朝来た道をまた歩いて帰るという日常。
舗装もされていない道やだだっ広い草原、鬱蒼とした木立の中をローラは時に全速力で走って帰宅します。
ちなみに姉妹が学校へ行く際、ノートや教科書と一緒に小さなブリキのバケツみたいな入れ物を手に提げているのですが、私はそのバケツが妙に好きなんですよね。
このドラマでは他にも素敵な食器や雑貨類が使われていて、そこも見どころだったりするのですが、私はローラとメアリーが毎朝学校に持っていくこのブリキのバケツがダントツで可愛いと思ってます(笑)
母さん手作りのお昼ご飯をブリキのバケツに詰め込んで、「いってきまーす」と手を振って、姉妹で大草原をえっちらおっちら歩いて学校へ通う日常シーンに、外国のドラマであるにも関わらず「懐かしさ」みたいなものを感じてしまうのは何故なんでしょうね?
馬車1台でどこへでも移動する
現代のアメリカは自動車天国なんて言われていますが、ドラマの中で描かれる開拓時代のアメリカは馬車天国。
一家に1台、馬車必須。
車もなければ電車もない時代の開拓途中の広大な大陸ですから、移動手段を馬に頼るのは当然です。
※鉄道に関しては、汽車はよく登場します。
インガルス一家の父・チャールズも、仕事に出る際はもちろん、毎週日曜日になると妻や子供たちを馬車に乗せて教会に出かけます。
時には仕事を求めて家族とともに、馬車に荷物を詰め込んで遠くの町まで旅をすることもあります。
また作中の登場人物にベイカー先生という、町で唯一のお医者さんがいるのですが、このベイカー先生も自ら馬車を操って町中の家々を1件ずつ巡りながら、人々の健康を守っています。
現代のアメリカを舞台にしたドラマや映画では、かっこいいスポーツカーに若い男女のグループが乗り込み、流行りの曲を流して超ハイテンションになりながら高級リゾート地へ向かう……なんてシーンもありますが、開拓時代が舞台の『大草原の小さな家』では長距離移動には常に危険がつきものです。
自動車とは違い、馬車は生きた馬を操るわけですから、何かのはずみで馬が暴走して制御不能になり、道を外れたあげく馬車が横転してしまったり、あるいは馬車ごと崖から落ちてしまうなど、悲惨な事故を扱ったエピソードもあります。
おそらく実際の開拓時代でも、こういった危険は茶飯事だったのでしょう。
インガルス一家も、作中の舞台であるウォルナット・グローブで暮らす前の旅の途中、流れの速い広大な河の向こう岸まで馬車で渡るというシーンがありました。
怯える馬たちを掛け声で叱咤しながら手綱をしっかり操って、無事に河を渡り切った時には観ている私も思わず安堵のため息です。
どこへ移動するにもあらゆる危険を予測しながら、馬の状態や機嫌まで配慮する必要があったのでしょう。
しかしチャールズ父さんや他の登場人物たちは皆、その辺りを上手にこなしながら馬車1台でアメリカの大地をどこまでも駆け抜けます。
「明日は今日よりも良くなっている」と、高度経済成長期の日本では誰もがそう信じていたそうですが、家族とのより良い明日を信じ、馬車に荷物を詰め込んで颯爽と働きに出るチャールズ父さんの姿は、国や世代を超えて愛される『父親像』と言えるでしょう。
雑貨屋の奥さんの強烈な個性
町で唯一の雑貨屋を営むオルソン一家。
その雑貨屋の奥さんであるハリエット・オルソン夫人が毎回毎回、強烈に憎らしいというか、憎さ飛び越えていっそ愛おしいと言うべきか(笑)
インガルス一家の宿敵とも言える人物で、特にキャロライン母さんはよく彼女と揉めています。
憎まれ役ではありますが、登場人物の中でも飛びぬけた存在感を発揮するキャラクターです。
個人的には、このハリエット・オルソン夫人を演じた女優さんが、全出演者の中で最も身体を張って役に成りきっているなと感じます。
『大草原の小さな家』は、このオルソン一家なくしては物語が成立しないと言っても過言ではありません。
特にハリエット・オルソン夫人が毎度何か余計なことを言ったりやらかしたりすることで、各エピソードに張りが生まれてより面白くなるのです。
インガルス一家が表の主役なら、オルソン一家(特に夫人)は裏の主役といったところでしょうか。
ちなみに憎まれ役と書きましたが、このオルソン夫人、実は性根は優しい人なのだと思わせるエピソードがたくさんあります。
私が特に印象に残っているのがシーズン5の第13話『心をつなぐ旅(後編)』での、ラストのとあるワンシーン。
黒人の盲学校の子供たちを町へ案内するというエピソードで、最初は人種差別的な態度を崩さなかったオルソン夫人なのですが、いざ町に到着した際、黒人たちを侮辱する発言をした男に対し、夫人は黒人の子供たちを庇うようにその男に立ち向かいます。
その後、不安そうな黒人の少年の手を強く握った夫人の姿は、普段の憎らしさとは一変し、毅然とした優しさに満ちていました。
また他にも、オルソン夫人の言動を注意深く観察していると、憎まれ口を叩くのも意地悪な態度になってしまうのも、夫人なりに、自分が切り盛りする店や家族を守りたいという本心の裏返しなのではないかと思われる点がいくつもあります。
子供たちには絶対苦労させたくないから(特に長女のネリーには)ついつい何でも与えてしまうし、夫を愛しているからこそ意固地な態度をとってしまう。
インガルス家のキャロライン母さんとはだいぶタイプは異なりますが、ハリエット・オルソン夫人も子供たちを愛する母親であり、家庭を守る良き妻の姿を表しているのだと思います。
老若男女問わず楽しめる名作。連休中のステイホームにもオススメ
私はここ数年、テレビをまったくと言って良いほど見なくなってしまったのですが、最近のテレビドラマでは、子供から大人まで世代を問わず楽しめる作品というのはほぼ皆無なのではないでしょうか?
『大草原の小さな家』は舞台となっている国や時代こそ違いますが、家族愛や人間愛、協力して困難に立ち向かう信頼関係など、扱っているテーマは非常に素朴で普遍的なものが多く、小さなお子さんがそばにいても安心して楽しめる作品だと思います。
休日にはぜひ、ご家族と一緒に(もちろんぼっちでも)視聴してみてはいかがでしょうか。
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