仕事が在宅勤務になってから、今月でちょうど2年目となりました。
出社の必要がなくなり、いろんな煩わしいことからも解放され、私自身は非常に良い働き方だと思っています。
しかし、辛いと感じることが本当に何一つ無かったかと言えば、決してそんなことはなく……。
個人的に、一番注意しなければならないと感じたのは『精神的なストレス』です。
今回は私自身の体験をもとに、在宅勤務中に感じた精神的ストレスとその対処法について書いてみました。
また、過去の記事でも在宅勤務のメリット・デメリットについて書いているので、あわせてご覧いただけると幸いです。
『テレワーク』と『リモートワーク』の違いって?
よく聞く『テレワーク』の他に『リモートワーク』という言葉も使われていたり……。
「いったいどう違うの?」って思いますよね?
どちらも要するに、自宅やコワーキングスペースなど『本拠地であるオフィス以外の場所で仕事をする』という意味だと思うのですが、私のような『在宅勤務』はどちらに含まれるのだろう?
気になったので調べてみました。
基本的には同じような意味らしい
結論から言いますと「どっちの言葉も大した違いは無い!」ということらしいです。
詳しくは以下、参考サイト様をどうぞ↓
上記のサイト様によると、私の場合の『在宅勤務』は『雇用型テレワーク』に分類されるみたいですね。
『リモートワーク』は近年広まった言葉であり明確な定義はない、と。
「どっちを使っても同じような意味だけど、世間一般に浸透している言葉はテレワーク」
……という感じでしょうか。
とりあえず、私の場合は2年間ずっと自宅で仕事をしている状態なので、当記事では『在宅勤務』という記載でいきます。
在宅勤務で注意すべき精神的ストレスについて
今回ご紹介する在宅勤務中のストレスについてですが、私のように『独身で1人暮らしの場合』を想定しています。
家族と住んでいる方や、友人や恋人と同居されている方の場合、在宅勤務で感じるメリット・デメリットもそれぞれ違ってくると思うので、その点はご了承ください。
勤務時間中は、自宅に軟禁状態となる
在宅勤務で感じたのが、『閉じ込められている感が凄い』ということ。
当然ですが、勤務時間中はずっと自宅で仕事をしなければなりません。
社員さんから突然、予定外のZoomミーティングを入れられることもあるため、自宅だからって好きな時にコンビニへ買い物に行けるわけではありません。
基本的に、平日は朝から晩まで自宅にこもることになります。
私のように1人暮らしで、まったく出社しない完全在宅勤務であれば特に、『家に閉じ込められている』と強く感じてしまうかもしれません。
頻繁にZoomミーティングがあるというならともかく、そうでないのなら終業時間までずーっと1人きりで仕事をすることになります。
在宅勤務というのは要するに、それまで仕事のために閉じ込められていた場所が『会社』から『自宅』に代わったというだけです。
通勤の必要が無いので身体は楽になりますが、外に出る回数が減る分、同じ毎日の繰り返しという感覚は出社時よりも強いです。
『自宅にいるのに自由じゃない』という、会社とはまた違う種類の息苦しさを感じて辛くなり、人によっては耐えられなくなる場合もあると思います。
自分の中で知らない間に溜まっていたストレスを自覚した日
基本的には「在宅勤務最高!!」と思っている私ですが、それなりにストレスは溜まっていたようです。
それも無自覚のうちに。
コロナが広まり、完全在宅勤務が始まってから最初の2~3ヶ月間ほど、平日はまったくと言っていいほど外に出ない日が続いていました。
ごくたまに、休憩時間中に近所のコンビニやスーパーまで、お昼を買いに出るくらい。
もちろん土日になれば出かける時もありましたが、基本的に引きこもり気質なので、せいぜい月に1~2回程度。
お日様の光を浴びない日がそんなに続けば、身体にも心にもマイナスな影響しか与えませんよね。
思えば足腰の痛みも、あの頃が一番ひどかったです。
そしてある日、腰痛対策のために早起きして近所を30分ほど散歩してみたところ、これがもう本当に気持ち良かった!
とにかく、解放感が凄い!
人通りのない住宅街で、こっそりマスクを外して深呼吸すると、空気のあまりの新鮮さに感動すら覚えたほど(笑)
快適な働き方だと思っていたけれど、心の奥底には、仕事で自宅に閉じ込められる毎日を辛く感じている自分もいたようです。
このことに気づかないまま自宅にこもって仕事を続けていたら、さすがに鬱っぽくなっていたかもしれません。
対処法:とにかく自己管理が大事!
ストレスを自覚している・していないに関わらず、在宅勤務ではとにかく自己管理が大事です。
在宅勤務のデメリットについて検索してみると運動不足の他に、『オンとオフの切り替えが難しい』という意見がよく見つかります。
下手すると始業ギリギリまで寝ていられるため、生活が不規則にもなりがちです。
以下、私自身がここ2年間の在宅勤務で実感した、心がけた方が良い自己管理についてまとめてみました。
- 軽くでも良いから運動する
- 出社日と同じ時間に起床する
- パジャマのままで仕事しない
1.軽くでも良いから運動する
ろくに動かなくなると身体がどうなってしまうのか、私自身も体験済みです。
足腰から首までの筋肉がガチガチに固くなって、整体師さんにも驚かれましたから(笑)
「ジョギングや筋トレみたいな激しい運動は無理!」という場合は(←私もです)散歩でもOK。
一応、私が行っている運動は以下の通り↓
- 毎朝、業務開始前に30~40分ほどの散歩
- 仕事の合間(大体1時間おき)に、10分~20分程度のストレッチや軽いエクササイズ
散歩は本当にオススメです。
朝だと早起きが辛いという方であれば、お昼の休憩時間中、もしくは終業後に10分程度でも良いと思います。
仕事の合間のストレッチやエクササイズは、運動初心者でも出来る軽めのものをYouTubeで検索しています。
以下にて、オススメの動画をご紹介します。
◆ストレッチおすすめ動画
Rina Ueno(uFit)さんのチャンネル。
「股関節周りの筋肉が固く、それが腰痛の原因の一つ」と整体師さんからも言われているので、股関節ストレッチは毎日やっています。
他にも腰痛改善や冷え性対策、脂肪燃焼エクササイズなど、色々あります。
どの動画も初心者向けに、5分~10分程度にまとめられているのが嬉しい。
あと個人的に、余計な前置きトークが無いのもお気に入りポイント。
ぐぅ~っと筋肉を伸ばした後は、凄くスッキリした気分になれますよ。
◆エクササイズおすすめ動画
Keisuke Hayashi(uFit)さんのチャンネル。
この方は『uFit』というフィットネスジムの代表トレーナーだそうです。
上のエクササイズ動画は、初心者でも上半身と下半身、両方バランスよく鍛えられるメニューになっていて、タイトルの通り運動不足解消にはピッタリ。
飛んだり跳ねたりといった激しい動きは無いため、我が家のような木造アパートの2階の部屋でもOKなのが嬉しいところ。
私のように、「激しい運動は嫌いだけど、適度に身体を動かしたい」という人にオススメです。
また、初心者向け以外にも、ガッツリ筋トレメニュー的な動画もたくさんあります。
2.出社日と同じ時間に起床する
自律神経が乱れると、それだけで心も身体も病みます。
生活リズムを崩さないためにも、在宅勤務でも出来るだけ出社時と同じ時間に起床した方が良いです。
もちろん、夜更かしは禁物。
特に疫病が蔓延しているこのご時世、不規則な生活による自律神経の乱れは免疫力低下にも繋がってしまいます。
私自身も、平日の朝は必ず7時には起きて、夜は遅くても0時には寝るようにしています。
しかし最近はブログ執筆に夢中になり過ぎて、寝るのが1時近くになってしまうこともたまにあるので重々気をつけます……。
3.パジャマのままで仕事しない
自宅だからといって、パジャマのままで仕事をするのはNGです。
出社時と同じ時間に起床したら必ず、部屋着で良いので着替えた方が良いです。
私も1度だけ、パジャマ姿のまま仕事をしてしまったことがあります、ハイ……。
その日は朝からどうしても面倒くさい気分だったのと、Zoomミーティングがあっても「カメラOFFでも全然OK!」な職場なので、ついついそれに甘んじてしまいました。
結果、「パジャマのままはいかん!」ということが痛いほど実感できた次第。
理由は、『休日に仕事をしている気分になるから』です。
実際は平日の午前中なのに、パジャマ姿のせいで気分が休日になってしまい、「なぜ私は平日に休日気分で仕事をしているのだ?」とわけの分からない思考に陥りました。
気分が休日状態なので、当然ながら仕事もダラダラして一向に進みません。
これも『オンとオフの切り替えが難しい』という、在宅勤務のデメリットの一つだと思います。
こんな状態を毎日続けると確実に精神を病みます。
自宅だからと油断せず、起床後はパジャマから着替えた方が絶対に良いです。
まとめ
◆在宅勤務中の精神的ストレスについて↓
◆対処法について↓
こうして見ると、一度も出社しない完全在宅勤務よりは、出社と在宅勤務を半々くらいにした方がちょうど良いのかな、という気もしてきますね。
案外、適度なストレスに触れた方が気分も引き締まるのかもしれません。
もちろんそれも『人による』とは思いますが。
私も4月からは、週2日間だけ出社することになりました。
それが自分に合う働き方なのかどうか、じっくり見定めて行こうと思います。