10月29日の土曜日、神田神保町の古本まつりに行ってきました。
私がこのイベントを訪れるのは、実はこれが2回目です。
初めての古本まつりは、コロナが流行る前年でした。
今年はコロナ以降、約3年ぶりの開催ということもあり、大勢の人で賑わって凄く楽しかったです。
神田古本まつりとは？
東京都千代田区 神田神保町の古書店街で毎年秋に開催される東京名物・神田古本まつり。
神保町は『世界一の本の街』として有名です。
毎年100店舗以上の書店が参加し、約100万冊もの書籍が神保町に集まるという一大イベント、それが神田古本まつりです。
昭和35年（1960年）に始まり、今年は第62回。
去年と一昨年はコロナにより中止されていたため、待ちに待った3年振りの開催となります。
◆散策時は『古書店MAP』をお供に
神保町駅を出てすぐの交差点の会場近くに本部のテントがあり、そこで『古書店MAP』が無料配布されています。
このMAP、古本まつりを散策する際かなり役に立つので、もらっておくことをオススメ。
古本まつりに参加している全店舗が掲載されています。
また、駅周辺の喫茶店や飲食店も掲載されていて、これ1つあれば神保町を制覇できる内容になっています。
まずは名物（？）狸にご挨拶
交差点の会場近くに、名物（？）の狸コンビがいらっしゃるので、もし古本まつりを訪れた際はぜひ頭を撫でてやってください。
何かしらの御利益があるそうです。
私が初めて神保町を訪れた約3年前にもこの狸コンビがいらっしゃったので、たぶん名物なのだと思います。
古書店街を歩き回ってみた！
靖国通りを九段下方面に向かって歩いた際の画像↑
歩道の両端に大量の古本がズラーッと陳列されています。
書店も同様に、通り沿いに軒を連ねています。
表通りからちょっと脇道に入ったところにも本棚が並べられています。
割と最近発売された文庫本、単行本、新書本もあれば、昭和の雑誌やコミックスまで、何でもアリです。
皆さん、お宝探しをしているかのようなキラキラした目で大量の書籍に見入ってました。
昭和初期、大正、明治……あるいはもっと昔の時代の本まで勢揃い。
江戸時代の古地図や、巻き物を置いている書店もありました。
巻き物なんて、もはやアニメかゲームの中でしかお目にかかれないアイテムですよ……。
さすが世界一の本の街・神保町。
本の品数、半端ないです！
本に群がる人々を、お狐様が優しく見守っておられました。
◆とある書店を目指す
靖国通りを九段下方面へ一通り歩いた後、今度は逆方向の小川町駅方面へ直進。
とある書店を目指します。
こちら側も同じく歩道沿いに古本が陳列され、とにかく物凄い人だかり。
書店もたくさん建ち並んで、大変な賑わいです。
ちなみに目指していた書店とはコチラ↓
源喜堂書店
その昔、私の母が御茶ノ水の専門学校に通っていた頃、学校終わりにここでバイトしていたそうです。
この日は若い女性と、50～60代くらいの男性が店番をされていました。
写真集を主に取り扱っていて、美術系が好きな方には楽しめるお店だと思います。
すずらん通りもフェスティバル！
神保町駅を出てすぐの商店街『すずらん通り』でもブックフェスティバルが開催されていました。
こちらでは新刊書籍をメインに取り扱っており、神田古本まつりと併せて開催されるそうです。
すずらん通りの端から端まで、様々な有名出版社による書籍のワゴンセールが実施されています。
いまいち分かりづらい画像でスミマセン……。
通りの隅の、邪魔にならない場所から撮りました。
とにかく凄い人の群れで、あまり写真撮影できる雰囲気じゃなかったです。
新刊書籍がお得に購入できるということで、各出版社のワゴンに大勢が殺到していました。
この賑わいを体感するだけでも、訪れる価値のあるイベントだと思います。
◆すずらん通りのオススメ文具店『文房堂』
靖国通りからすずらん通りに入ってすぐの所にある文房具店『文房堂』
ショーウィンドウに素敵なクリスマスアイテムが飾られていたので思わずパシャリ。
しかしお店の外観を撮影するのを忘れました……。
書店ではないですが有名な老舗で、取り扱いは画材がメイン。
絵に関する一通りの道具は揃っているので絵画はもちろん、漫画を描く人にとっても満足できるお店。
その他にも、アート作品や可愛い雑貨類も豊富です。
1階から2階へ上がる階段の壁沿いにズラリと展示されていたクリスマスカードが素敵でした。
3階はカフェになっているので、一休みするのにもちょうど良いですね。
神保町ランチにオススメ『さぼうる2』
一通り歩き回ってお腹が空いたのでお昼ご飯。
神保町駅A7出口からすぐの所にある『さぼうる2』
その昔、御茶ノ水の学校に通い、源喜堂書店でバイトをしていた私の母が、このお店のナポリタンを食べによく訪れていたそうです。
店名の『2』とは何ぞやという話ですが、画像の奥に見える『珈琲と洋酒の店・さぼうる』の分店かなと思われます。
『さぼうる』の方は軽食メインの喫茶店で、しっかり食事したい場合は『さぼうる2』になります。
老舗の有名店で大人気らしく、私が訪れた12時30分頃には長蛇の列ができていました。
しかし回転が早いお店らしく、大行列の割には待ち時間20分程度で済みました。
昔、母も食べていたというナポリタンを注文。
サラダもセットで850円。
プラス150円でカップスープも付けてもらいました。
このナポリタンは普通盛りですが、かなりのボリュームです。
おそらく普通の1人前以上はあるかと思います。
程よく酸味の効いたトマトソースが大変美味。
粉チーズを追いがけしながら、ぺろりと完食しました。
次回はクリームソーダも頼んでみようかな？
おやつの時間に偶然見つけたカフェ『ティシャーニ』
昼食を終えて、古本まつりを再びブラブラ。
歩き回ったら小腹が空いてきたので、どこかに良い喫茶店はないかと探してみたところ、偶然見つけたお店『カフェ・ティシャーニ』
雑居ビルの2階にあり、看板もあまり目立たず見落としがちですが、店内は広々としてソファー席やカウンター席もあります。
アンティークの調度品などが飾られていて、洋館のようなお洒落な雰囲気。
発見できてラッキーでした。
店員さんは女性2人だけでしたが非常に親切なので、1人でも安心して寛ぐことができます。
知る人ぞ知る穴場的なお店かと思いきや、午後3時頃になると続々とお客さんが入ってきたので、かなりの人気店のようです。
客層は若い人から年配の方まで様々。
ただ、小さなお子さん連れには向かないお店かなと思います。
スイーツの種類は豊富。
しかし、お値段はやや高めな印象。
ドリンクとケーキのセットで1,000円～1,200円くらいでした。
抹茶のロールケーキに、プラス100円でバニラアイスをトッピングしてもらいました。
ドリンクはブレンドコーヒー。
全部で1,300円です。
ロールケーキはしっとりとした食感に抹茶の風味も染み込んで、非常に美味でした。
神田古本まつりは11月3日（木・祝）まで！
- 期間：10月28日（金）～11月3日（木・祝）
- 時間：10時～19時（10月31日～11月3日は10時～18時まで）
- 開催地：神田神保町古書店街
※本部で『古書店MAP（無料配布）』をもらっておくことをオススメ！
神田古本まつりは本好き必見の大イベントです。
次の祝日まで開催されているので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
