今月が、今の派遣先の契約更新月でした。
そしてタイトルの通り昨日(9月3日・金曜日)、派遣会社から雇用契約について電話連絡があり、来月から現在所属している部署とは違う部署への異動を打診されました。
派遣社員にも異動ってあるんですね……。
指揮命令者も変わり、業務内容もこれまでとはまったく変わります。
現在の部署の上長から異動先での業務内容について説明をいただきましたが、不安しかないというのが正直なところ。
何で私なんだろう。
勤務年数が同じくらいの派遣社員は他にもいるのに……。
ひたすら悩みましたが、しかし結局は引き受けました。
派遣社員でも稀に部署異動をお願いされることがあるらしい
基本的には『派遣先企業』が独断で、派遣社員に対し部署異動を命じる権限はないそうです。
派遣社員の仕事内容や就業場所、指揮命令者などについては『派遣元』と『派遣先企業』との間でしっかり契約が結ばれています。
そのため、派遣先が独断で派遣社員に異動を命じることは、この契約に違反することになります。
部署異動となれば、指揮命令者や就業場所、仕事内容、場合によっては勤務時間や給料まで変わる可能性もありますからね。
なのでもし派遣先企業が派遣社員に異動をお願いしたい場合、まずは派遣元にその旨を相談する必要があります。
今回の私の場合だと、まず派遣先企業から派遣元へ異動の相談があり、その上で派遣元から私に連絡が来たので、特に派遣法違反とかではなさそうです。
私が部署異動になった理由
部署異動をお願いされた理由ですが、派遣先の企業が現在大きく成長していることにより、社内の業務体制も大きく変えて行く方針だそうです。
その流れの1つとして、現在の部署で私が行っている業務もすべて地方のセンターへ移管することが決定した、ということです。
派遣社員の場合、異動の相談が来ても断ることは可能なのですが、そもそも部署での仕事自体が完全に無くなってしまうわけなので、異動を断った場合はもう退職しかないという状況でした。
また派遣先としても、本来なら体制変更を理由に今期いっぱいで私の契約を解除(つまり解雇)することも可能だったのですが、そのような方法は取らず、わざわざ他部署での仕事を用意してくれたみたいです。
多分、そういうことなのだと思いたい……。
私が部署異動に心底不安を感じた理由
元来、私は急な状況の変化にめっぽう弱く、最初に異動の話が来たときは訳が分からず、
「何で? 何で私なの?」
「他にも派遣社員はいるのに。何で私だけ異動しろと言うの? 邪魔になった?」
……と、不安を通り越して軽い被害妄想やパニック状態に陥ってました。
その後、現在の上長から直接、異動の理由や新しい部署での業務内容を説明されたのですが「どれも経験のない仕事ばかり」「無理。出来そうにない」とネガティブ思考が大爆発。
主に何に対して不安を感じたのかというと……
↓
- すべて未経験の仕事
- せっかく在宅勤務になって働きやすかったのに、新部署では出社させられることがあるかもしれない ※現上長は「基本的には出社はない」と言ってはくれている。
- 私以外にも新しく派遣社員を雇う可能性もあるので、育成をお願いされるかもしれない
どれも普通の人からすればたいした問題ではないのかもしれませんが、私にとっては一大事です。
「在宅勤務になって、人目を気にせず仕事に集中できるようになったのに、また周囲の状況に振り回されながら仕事をしなければならないのか」
「新人育成なんてやりたくない。私はリーダー的な立場に付くことなんて求めていない」
そんな感じで昨日はずっと、胃痛がするほど不安に苛まれてました。
甘いと思われるかもしれませんが、昔から極度に不安に陥りやすい性分で、特に仕事内容や職場そのものが変わるとなると、いろんなことを気にせずにはいられなくなってしまうのです。
それでも部署異動を承諾した理由
吐きそうなくらい悩みましたが結局、異動を承諾する旨を派遣会社に連絡しました。
不安自体はまったく払拭されていませんが、今の私の状態で無職になってしまうことへの不安の方が大きかった。
他に収入源があれば退職という道を選んだかもしれませんが、残念なことに現状それは無し。
何より「今の派遣先が完全に嫌になったのか?」と聞かれると、100%そうとは言い切れないんですよね。
未経験業務ではあるが、事務職の経験を積むことが出来そう
新しい部署での仕事はどれも未経験で「出来そうにない」なんて不安を感じはしましたが、一方で「もし慣れれば、一般事務の経験を積むことが出来るかもしれない」という期待も僅かながらありました。
現在の部署での仕事も一応「事務系」に分類されているのですが内容は一般事務的なものではなく、「会社のサービスを利用している顧客が不正をしていないか調査する」というちょっと特殊なもの。
WordやExcelを使って会議の資料を作成するといった業務は一切無く、パソコンでの作業は基本的に、既存のシステムにデータを入力あるいはコピペするだけです。
対して新部署での仕事は定例会議用の資料作成やデータの集計、経費精算など、より事務っぽい仕事になるとのこと。
現上長から聞いた限りではそれほど高いスキルも必要ないみたいなので、「未経験だけど、慣れないこともないかな?」という感じもしました。
それに退職して、新しい会社で一から人間関係を構築しながら事務の経験を積むくらいなら、今の会社で経験を積んだ方が早いのではないかと思ったからです。
今の会社は、社員さんは本当に良い人たちばかりなんですよね。
こんな日頃から弱音ばっかり吐いてる私を見捨てずに、わざわざ他部署での仕事を用意してくれるんですから。
不安要素はあっても、相談に乗ってくれる人はいる
業務はどれも未経験だとか、新人育成まで任されるかもしれないとか、私にとって不安やプレッシャーでしかない要素はありますが、もしどうしても無理だと思うことを任されそうになった場合、派遣元に相談することは出来ます。
派遣会社の担当者に、異動に対して私が感じている不安をすべて打ち明けたところ、例えば新人育成に関しては、
「最初の研修からすべて任せるというのであれば、派遣社員よりも正社員が担当した方が良いと思う。もしそういうことを任されそうになったら一度電話して欲しい」
……と仰ってくださいました。
仕事で何かあった際の相談先がはっきりしているという点は、派遣社員のメリットだなと思ってます。
部署異動になることで、派遣社員の『3年ルール』がリセットされる
派遣社員は同じ派遣先企業の同じ部署で3年以上働くことは出来ません、という3年ルール。
しかしこの3年ルールの適用はあくまで「同じ部署で」ということ。
今回の私のように別の部署へ異動になった場合、3年ルールはリセットされ、新部署での勤務開始日から更に3年間、その派遣先企業で働くことができます。
本来なら私は来年の3月で契約満了となり、また仕事を探さなければならなかったのですが、その必要がなくなったという点ではまあ、良かったのかもしれません。
ただ本音を言うと、更に3年も今の派遣先に居続ける気は無いので、出来るだけ早く本業以外に副業とか見つけないといけないなーと思ってます。
とりあえずやってみる
以前ご紹介した『繊細さんの本』に書かれていたことですが、いきなりベストを目指すのではなく『とりあえずやってみる』くらいの気持ちで挑戦してみようと思いました。
確かに私の「出来る気がしない」という不安も「完璧に」出来る気がしない、と思っているからなんですよね。
派遣社員は基本3ヶ月ごとの雇用契約で更新していくので、とりあえず来月からの3ヶ月間、新しい部署での仕事をちょっとやってみる……くらいの気持ちで行こうと思います。
とりあえず3ヶ月やってみて、やっぱり続けられそうにないと感じることがあれば派遣会社に相談は可能なので。
まずは「完璧さ」よりも仕事に「慣れること」を目指そうと思います。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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