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アラフォーぼっち、人生の終焉について考える【もし、あと1年で人生が終わるとしたら?】

読んだ本
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とある出社日の午後のこと。

午前の仕事を終えてお昼休憩に入り、いつもの休憩室の適当な席でお弁当を食べていた時、たまたま隣の席に座っていた女性社員さんたちの『ある会話』が、ふと耳に飛び込んで来ました。

女性社員さん
女性社員さん

今朝ね、死んだ自分の姿を眺めながら、これまでの自分の人生を振り返るっていう夢を見たんだ~。

つまり、どういうことかというと……

  • 夢の中で女性社員さんは死んでいて、魂だけの存在になっていた
  • 魂となった女性社員さんは、死体となって目の前に横たわる自分自身を眺めながら、これまでの人生をひたすら思い返していた

……という内容だったようです。

隣で思わず聞き耳立てちゃいましたよ。凄く意味深な夢だなあって。

その女性は笑いながら、あくまで『ただの変な夢』という感じで友達に話してる様子だったけど、たまたま隣に居合わせただけの全く無関係な私の方が、彼女が見たという夢の内容について妙に真剣に考えてしまったのでした。

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『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊・著

なぜ赤の他人が見た夢の話にそんな反応したのかって、おそらく最近読んだ本の影響だと思います。

ホスピス医として何千人もの死を看取ってきたという、小澤竹俊さんの著書。

『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』

大病で余命宣告を受け、悲壮感に打ちひしがれる人、「あの時、ああしていればよかった」と後悔の念に苛まれる人……本当にたくさんいらっしゃるそうです。

それでもゆっくり時間をかけることで、最終的には多くの方が心穏やかに、自分の人生を納得して受け入れるそうです。

この本を読み終えて、そしてあの女性社員さんが見た夢の話を偶然耳にして、ふと考えました。

いつか私が死ぬとき、私は自分のそれまでの人生をどのように感じているだろう?

もしあと1年で、私の人生が終わるとしたら?

さすがに難しいテーマですよね。

自分が死ぬときなんて、さすがにまだ遠い将来の話だろう、と基本的にはそう思ってる。

それでも頑張ってあれこれ考えを巡らせてみた結果、出てきた答えは……

「たぶん、特に何もしない」

「旅行がしたい」とか「美味しい物を食べたい」と答える人は多いかもしれないけど、そのどれも私にはピンと来ない。

自分が本当にやりたいことなんて、30ウン年生きてきた今でもまったく分かっていないのに、あと1年というのはあまりにもタイムリミットが短すぎる。

ただ、私の場合「何がしたい」よりも、

「すっぱり諦めるための時間が欲しい」

……という気がします。

「死ぬまでのあと1年の間に何をすべきか」であれこれ考えて時間を費やすよりも、いっそ全てを綺麗さっぱり諦めて、気持ちよく死を迎えたい。

私の場合、上手に諦めることができれば、怖がらずに死を受け入れることができる気がします。

そして、そういう余裕を得るために、残り1年間ひたすらじっくり考えたい。

出来るだけ静かで落ち着いた、自分1人だけの部屋で。

……まあ、これはあくまで理想であって、実際その時になってみないと分かりませんけどね。

「残りあと1年です」とか、もし本当に医師に言われたとしたら、まず普通にパニック起こして大泣きすると思うし。

『後悔:満足=4:6』くらいの人生であれば良い

  • アラフォー独身
  • 彼氏&友達なし
  • 学歴なし
  • 正社員経験なし
  • 結婚願望なし
  • 貯金⇒ある、とはとても言えない……

私はこんな底辺女なので、『後悔ゼロで死ぬ』というのは無理だと思ってます。

元気に生きてる今だって、どんなに1人を楽しんでいても、

「もしあの時、違った選択をしていたら」

「もし、皆と同じように社会に適応できていたら」

……など、本当によく考えます。

いつかその時が来て、魂だけの状態になって、死体となった自分の姿を眺めながら人生を振り返ったとしたら、たぶん普通に後悔の念も湧いて来るでしょう。

ただ、せめて後悔の度合いは可能な限り少なめで済むように生きて行きたいとは思ってます。

後悔の割合は、だいたい4~5割くらいで。

残り半分は満足だったのなら、それで良いかなと。

「あれがしたかったな」

「でも、あれはできたな」

そんな感じで、最終的に「まあ、楽しかったな」と思えたのなら、それで私は充分かなと思います。

……以上、アラフォーぼっちが『人生の終わり』について珍しく真剣に考えてみた、とある午後のお話でした。

妙な内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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