「1番好きなゲームは?」と訊かれたら、迷わずこう答えます。
「ドラゴンクエストV!!」
キャラクター、音楽、そしてストーリー。
全てにワクワクして、感動して、私の中では世界一のRPGです。
もちろん、ドラクエはV以外のシリーズも面白いんですよ!
そんなドラクエ好きの私にとってたまらない1冊を読了したので、感想書きます。
堀井雄二のドラゴンクエストのつくりかた(堀井雄二・塩崎剛三/共著)

ドラゴンクエストの生みの親・堀井雄二氏が、どのようにしてドラゴンクエストを作ってきたのか、ゲームを作る上でどんなことを大切にしてきたのか……など、余すところなく語られた1冊です。
表紙の帯にもある通り、想像以上に『指南書』という内容でした。
実際にゲーム制作に携わっている方であれば、色々参考になるんだろうなと思えるくらい、かなりのボリュームです。
驚いたのがドラクエに登場するモンスターたちのパラメーター。
攻撃力、守備力、すばやさといった強さを表す数値やエンカウント率、戦闘中にとる行動など……細かい設定を全て堀井氏が手掛けているということ。
戦闘中に時々、
「何でこのモンスターたち、このキャラばっかり攻撃するんだよ! 回復が追い付かないよ!」
……となることがあるのですが、ちゃんと理由があったんですね。
他にもシナリオやセリフ、キャラクターの作り方など、とにかく「濃い」内容になっていました。
王道を貫くRPG
ゲーム作りを考えるとき、いろいろな意味で継続性があるのは王道だし、キワモノというのは一回きりのものにしかならない。
(中略)王道であるからには、主人公が頑張ってほしい場面では「やったぞ!」という達成感をがつんと与えたほうがいい。
遊び終わった後に感じる感動は、とっても大事なこと。
引用元:堀井雄二のドラゴンクエストのつくりかた(堀井雄二・塩崎剛三/共著 出版:SE-MOOK)
ドラクエはシリーズを通して『王道』を貫き続けるRPGであり、日本の全てのRPGはドラクエをお手本に作られたと言っても過言ではない!
……と個人的にそう思っております。
魔王がいて、勇者がいる。
勇者は魔王を倒すために、仲間を集めて旅をする。
シリーズを通して、基本ストーリーはこんな感じです。
それでも40年もの間、飽きられることなく愛され続けてきた凄いゲーム。
私がドラクエで1番好きなところは『ストーリー』です。
旅先で出会う仲間たち、立ち寄った村や町での出来事。
その中には重いというか、だいぶシリアスな展開が繰り広げられることも結構あります。
Ⅺでは「王様に会いに行け」と言われたからはるばる城下町までやって来たのに、着いた途端に牢獄行きになったり。
Vの主人公なんか10年間奴隷生活を送ったうえ、8年間も石像にされたりするんですよ!?
あとⅦでは、「おい待てふざけるなこのタネ泥棒!!」と誰もが泣き叫んだであろう、あの出来事とか(笑)
それでも嫌にならずに最後までプレイし続けることができるのは、乗り越えた先の確かな『達成感』と『感動』があるからでしょう。
頑張ってレベルを上げれば、強敵だったはずのモンスターが途端に『雑魚敵』になる(←これは本当に気持ちいい)
強力な装備が買える。
探索できる範囲が広がる。
新しい人々との、新しいストーリーが待っている。
石化から解放されたときの、
「子供たちが大きくなっている!!」
……と思わず叫んだあの日の感動は今でも忘れられません。
私がドラクエを好きな理由
人生はロールプレイング
引用元:同上
この本を読んで、私はまんまと『堀井マジック』にハマっていたのだと思い知らされました(笑)
上にも書いた通り、私はとにかくドラクエのストーリー展開が好きです。
どのシリーズでも勇者は結構、悲惨な目に遭うことが多く(特にⅣとⅤ)その旅路は波瀾万丈に満ちています。
どうしようかと、選択にかなり頭を悩ませることも多々あります。
有名なのがVの結婚イベントでしょう。
ビアンカ、フローラ論争は今でも続いているらしいですね。
最近ではそこにデボラという女性まで加わったとか?
私はビアンカ一択ですが(←悩んでないんかい)
これだけいろんなことが起きれば、そりゃ勇者に感情移入して、その旅路を最後まで見届けてやりたくなりますよ。
ドラクエの主人公は、いっさい喋りません。
堀井氏はその点もやはり、プレイヤーにより感情移入して欲しいからと語っています。
実はそこも、私がドラクエを好きなポイントだったりします。
最近のリメイク版では主人公以外の全キャラクターにボイスが付いているようですが、正直それすら不要だと個人的には思っています(ごめん)
皆が皆、それぞれ自由な勇者と仲間たちを想像し、ドラクエワールドを体験できる。
たぶんプレイヤーの中には勇者の人生と、現実世界の自分の人生とを無意識に重ねている人も少なくないと思います。
栄光ばかりでは済まされない勇者の旅路。
それはまさに『人生』だ。
開発中の最新作も、今から楽しみです!

