先日の金曜日、派遣会社の営業さんと9月以降の仕事について、契約更新の面談を行いました。
今期契約が7月~9月までなので、次回10月~12月も今の派遣先企業で勤務する気があるか、という面談ですね。
営業さん曰く、派遣先企業は「継続して欲しい」と仰っているそうなのですが、私の答えはひとまず保留にしてもらいました。
契約更新の時期が来るたびに同じことで悩んでいますが、今の派遣先で働きたいのか、それとも辞めたいのか、ちょっと冷静に考える時間が欲しいと思いまして……。
何を不安に感じているのか考えてみた
今の派遣先について、毎回契約更新を迷うほど何に不安を感じているのか、いくつかリストアップしてみました。
- オフィス移転が多過ぎ(←環境変化への不安)
- 雇用契約締結後、急に業務内容を変更されることがある
- いつまでここで働き続けるのか
1.オフィス移転が多過ぎ
以前の記事でもちらりと書きましたが、オフィスの移転先が正式に決定したようです。
いつ移転するのか日付はまだ未定のようですが、10月か11月になるだろうと。
移転先は幸い自宅からそれほど遠い場所ではなかったのですが、この会社はオフィス移転が多過ぎだなと。
私が派遣社員として入社してから約3年の間に、3回も移転しています。
移転理由としてはおそらく、業務拡大に合わせて、とかそういうことなのだと思います。
一応、成長企業なので。
それにしても、ほぼ1年おきに引っ越しするってさすがにどうなの?
◆急な環境変化に対するストレスを感じやすい
私は昔から、環境変化に対する不安やストレスを人よりも感じやすい傾向があります。
自ら望んで行う引っ越しなら全然平気ですが、会社の移転となると当然ながら自分の意思ではどうすることも出来ません。
通勤時間が変わるのはもちろん、移転先の設備や環境がどうなっているのかほとんど知らされない(分からない)状態に強い不安を覚えます。
すっかり慣れ親しんだ環境から、他者の意向で強制的に別の環境に移されることが精神的苦痛となるようです。
去年、急に部署異動を言い渡された時も同じような不安やストレスを感じました。
ごくたまに(数年おきなど)ならまだしも、頻繁となると尚のこと。
とはいえ派遣社員なので、嫌なら契約更新せずに退職すれば良いだけなのですが、こんな理由で辞めることへの反感も同じくらい強く……。
何か、メンタルの弱さも、真面目さも、私はどっちの面でも中途半端だなあと思います。
2.雇用契約締結後、急に業務内容を変更されることがある
過去に何度か、契約更新後、次の雇用期間での勤務が始まってから急に業務内容を変更されたことがあります。
変更されたというか、契約にない業務をいきなり追加された感じです。
聞けば、私以外の派遣社員もこれを経験しているとか。
派遣会社の営業曰く、これは立派なルール違反だそうです。
派遣社員には決まった雇用期間があり、その期間中に任される業務も契約によって定められています。
契約締結後に、派遣会社へ何の連絡もなく、派遣先企業の意向で勝手に業務内容を変更することは通常あり得ないことです。
もちろん派遣会社からも企業側に対し「契約締結後の変更はしないように」と忠告してくれてはいるようですが、何度も経験すると派遣先に対し不安というか、不信感すら湧いてきます。
もし今、派遣社員として働いていて上記のような事態に見舞われている場合は、速やかに派遣元の担当営業に相談しましょう。
派遣社員の雇用契約については、以下の記事でも触れています。
3.いつまでここで働き続けるのか
たぶん、これが1番大きい不安かもしれません。
去年に部署異動したことで派遣社員の『3年ルール』がリセットされ、更に3年間、今の派遣先で働けることになりました。
コロナ渦で無職になる事態を避けられたことに、当時は安心していたのですが……
「合計6年も、本当にこの会社で働き続けるんだろうか」
という想いも心の中で常に燻っています。
入社から3年も経たない内に辞める派遣社員も多く(辞める理由は様々ですが)、私1人が3年目以降も居続けている状況に、気まずさを覚えているのも事実です。
企業側は「居て欲しい」と言っているのだから、気まずく感じる必要なんて一切無いと、頭では分かっているのですが……。
このままズルズルと居続けることが本当に最良なのだろうか……。
自分だけ取り残されていくような不安や焦りに、いつも苛まれています。
もし無職になったら何がしたいか、考えてみた結果……
もし今の仕事を辞めて、次の仕事が見つかるまでの無職期間に何がしたいか。
大きなことから些細なことまで、とにかく思い浮かんだことをひたすらノートに書き出してみました。
- 気の済むまで寝たい
- 時間を気にせず料理したい
- たくさん本を読みたい
- 断捨離したい
- 1日中のんびり散歩したい
- 簿記を勉強したい
- もっとブログに専念したい……etc
書き出しながら、ふと思いました。
別に無職じゃなくても出来ることばかりじゃね?
世の中、毎日出社して残業もして、それでもちゃんと毎日勉強したり、ブログを更新している方だっているわけですよ。
おそらく私の場合、時間の使い方や、物事の優先順位を判断するのがヘタクソなんだろうと、そんな気がしました。
確かに昔から仕事でも何でも、マルチタスクは全然ダメでパニックになることもあります。
けどそれは会社がどうこうではなく、自分で対策すべき問題ですよね。
ToDoリストをつけるようにすれば、少しは解決するのだろうか?
今の派遣先の良いところにも目を向けてみた
こうしてみると、何だかんだで今の会社のメリットの方が大きいなと感じます。
仕事上で不満を感じることもあるけれど、これまで何度もブラックな職場を経験してきた身としては、ズルズル居続けることも、今辞めることも、どっちも正しいとは思えず悶々としています。
『正しい道』にこだわり過ぎている
ここまで悩んでみて気づいたのは、『正しい選択』にこだわり過ぎているのではないかということ。
「常に正しい道を選ばなければならない」
「失敗は許されない」
このような完璧主義思想が、心の奥底で常に働いているのかもしれません。
これもブレインロックの一種なのでしょうね。
『正しい』『間違い』の2択で割り切れるほど、人生は単純なものではないはずなのに。
絶対的に正しい道なんてありはしないし、正しくなくても良いんですよね。
働く不安、無職の退屈……どっちがマシか?
以上、散々悩み通しておきながら何ですが、契約は更新すると思います。
働き続けることへの不安は尽きないけれど、何の当てもない状態で無職になったら、もっと途轍もない不安に延々苛まれるだけだということも分かってはいるので。
無職期間って長く続けば続くほど、働いていた頃とは違う意味でメンタル病むんですよね。
働いている時は「もっと自分の時間が欲しい」なんて鬱々としていたのに、いざ仕事を辞めたら退屈過ぎて死にたくなるという矛盾。
転職先もなかなか決まらず(すぐ決まる人もいるけれど)、少しずつ減って行く貯金額にメンタルを削り落とされる日々。
だったら働いていた方がマシなんじゃないかと、現時点ではそのように感じます。
不安よりも、今の会社のメリットの方に目が向くうちは、やっぱり辞めない方が良いかな、と。
どっちを選んでも正しいし、間違っている
長々と書いて参りましたが、要するに『どっちでも良い』のだという結論に至りました。
どっちも大して正しい選択と思えないのなら、それはもう『どっちを選んでも良い』ということと同義ではないかと。
最低限『自分で選んだ結果だ』という責任を忘れなければ、働こうが無職orニートになろうが、どっちでも良いんだと思います。
人生の選択に『正しい』も『間違い』もない。
働くことも、辞めることも、もっと気楽に受け入れることが出来たら、きっと生きやすいのでしょうね。