かれこれ10年ほど、子宮内膜症の治療のため婦人科でピルを処方されています。
10代の頃から月経時の症状が酷く、20代半ばくらいから痛みと貧血でとうとう立っていられないほどになり、我慢できず婦人科を受診したところ、内膜症だと診断されました。
ピルを処方された場合は6ヶ月に1度、検査を受ける必要があるため、今週末の金曜日(10月15日)に有休を取って婦人科に行ってきました。
今年は4月の初めに1度検査を受けたので、今月がちょうど2度目の時期になります。
土曜日の午前中でもよかったのですが、休日は毎回混雑している病院で、おまけに定期健診となると2時間近く待たされることもあるので、有給使って平日に行くことにしました。
定期健診の内容は採血と内視鏡検査です。
ちなみに前の週に会社の健康診断で鼻から胃カメラを受けました。
そして今週は婦人科で尻から内視鏡です(泣)
※会社の健康診断については以下の記事をどうぞ
↓
今年4月の健診で、新たに子宮筋腫まで発覚した
今回の内視鏡検査の結果ですが、子宮内膜症についてはほぼ治療できているということです。
……が、しかし。
実は今年4月に受けたときの検査で、新たに子宮筋腫が発覚してまして……。
あの日、先生に「あ、筋腫があるねー」などと軽い口調で告げられ、尻から内視鏡を挿入された状態の私は痛みも忘れて思わず絶句。
そしてガクブル ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
子宮筋腫という病名は聞いたことがあっても、具体的にどんな病気なのかはまったく無知だったため、初めて告げられたその瞬間は
「筋腫⁉ 筋腫って腫瘍? つまりガン? 私、癌なの⁉」
……と1人で脳内大パニック。
そんな私の内心などつゆ知らず先生は、
「1cm程度だから、まあ様子見やねー」
と、あくまで軽いノリ(……のように私には感じられた)。
ちなみに私が通っている婦人科の先生は関西訛りの、非常に感じの良い女医さんです。
先生曰く「子宮筋腫は癌ではないし、1cm程度で自覚症状も特にないのなら、現状は特に何かをする必要はない」
……ということで、その日はそのまま帰宅したのですが、私としては「せっかく内膜症が治ってきていたのに、代わりにまた余計なものを子宮にこさえてしまった……」という暗い想いでした。
そして今週金曜日の定期健診でも、筋腫の様子を見てみましょうということで内視鏡検査を受けたのですが、結果は前回と変わらず大きさは1cm程度。
「これ以上大きくなったり、何か症状が出てきたりしない限りはまだ様子見で大丈夫」
と、今回もひとまず安心という結果をもらい、引き続きピルを飲みながら6ヶ月に一度の定期健診を受けるということになりました。
子宮筋腫とは?
今年になってから私の子宮に突如現れた『子宮筋腫』というものについて、簡単にまとめてみました。
基本的には悪性の腫瘍ではないため、サイズが小さく自覚症状もない場合は先生が仰っていたように、経過観察のみになるそうです。
子宮筋腫は女性の2~3割にみられ、特に30代から40代が発症しやすいそうです。
つまり私はジャストな年齢ということか……。
子宮筋腫の発生場所
子宮筋腫は発生場所によって、起こる症状にも特徴があります。
また、1つではなく複数個できる場合も多いそうです。
主な発生場所は以下の通り
↓
- 粘膜下筋腫→子宮内膜の内側
- 筋層内筋腫→子宮筋層の中
- 漿膜下(しょうまくか)筋腫→子宮の外側
私の場合は「筋層内筋腫」
上記3つのうち、私は『筋層内筋腫』でした。
数は現状1個のみ。
サイズは1cm程度です。
この筋層内筋腫というのは子宮筋腫のおよそ7割を占めているらしく、起こり得る主な症状としては過多月経や動悸、貧血症状など。
小さいものだと症状はほぼありませんが、大きくなると不正出血や流産・早産の原因にもなり得るということです。
治療法は?
先に少し書いた通り、サイズが小さく無症状のうちは経過観察になります。
主な治療法としては手術か薬があるらしく、手術をする場合は子宮をすべて摘出するか、筋腫のみを摘出するか、どちらかを選択するそうです。
また薬については、低用量ピルを服用することで筋腫の成長を抑える方法があります。
子宮筋腫は女性ホルモンによって大きくなるため、低用量ピルで女性ホルモン量をコントロールすることで症状が緩和するそうです。
私も低用量ピルの服用を続けながら経過観察という状況です。
月経時の症状が辛い人は念のため、婦人科に相談してみることをおすすめします
今回の定期健診も一応、大事にはなっていないということで、とりあえず一安心でした。
あらためて思ったのは、10代の頃から「毎月毎月面倒くさいなー」と鬱陶しがっていた月経も、私たち女性の健康状態を知らせるアンテナ的な役割を担っていたのだな、ということ。
どんなに面倒でも、来るはずの時期に来なかったりすると、かなり不安になりますよね。
辛い症状がある場合は無理せず、できるだけ早めに婦人科に相談して、自分の子宮の状態を確認してみた方が良いです。
私自身も、もし20代の頃に婦人科を受診せず、内膜症にも筋腫の存在にも気づかないまま市販の痛み止めだけで過ごしていたら今頃どうなっていたことか……
想像するとかなりゾッとします。
ただ、いざ婦人科を受診して、もしピルを服用するとなった場合は自費診療になるため、結構な金額を取られてしまうのがネックなんですよね。
できるなら近い将来、国が現状自費扱いのピルもすべて保険適用にしてくれることを願います。