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派遣の職場見学って何するの?【職場見学という名の面接】※体験談あり

無職日記
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先日応募した派遣の仕事が無事に社内選考を通過し、今週中に職場見学へ行くことになりました。

ひとまず第一関門突破できた感じです。

派遣の求人に応募した場合、まず派遣会社内での選考があり、その選考通過後に職場見学を行い採用・不採用が決定されます。

ちなみにこの職場見学は『顔合わせ』とも呼ばれます。

派遣で働いた経験のない人にとっては「それって、いったい何をするの?」と思われるでしょうが、要は職場見学(or顔合わせ)という名の『面接』です。

と言っても、正社員採用の面接ほど堅苦しいものではありませんが。

それでも実態はほぼ面接なので、不採用となることも普通にあります。

今回は派遣の仕事に応募した後の職場見学とはどういうものか、私自身の実体験も交えながらご紹介しようと思います。

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派遣先企業が派遣社員を『面接』することは法律で禁止されている

企業が派遣社員を雇う際、正社員やアルバイト採用時のように『面接』を行うことは派遣法で禁止されています。

理由は、派遣社員の雇用主は『派遣会社』であり、能力の評価や誰を派遣するかなども全て派遣会社に決定権があるからです。

派遣先企業には、派遣社員を選別したり、採用・不採用を決定する権利はありません。

また、派遣先企業が、年齢や性別などで派遣社員を限定する行為も禁止されています。

『職場見学』とは?

とは言え、企業側としては誰が派遣されるのか全く分からないまま契約を結ぶのはリスクが高過ぎるし、派遣社員にとっても雰囲気ひとつ分からない企業で働くのは不安しかないですよね。

なので派遣先企業と派遣社員、双方のミスマッチを防ぐために『職場見学』が行われます。

面接じゃないからといって、この『職場見学』を言葉通りの意味に捉えてしまうのは危険です。

冒頭でお伝えした通り、実態は職場見学という名の『面接』ですから。

ただ職場を見学して終了ということではなく、別室に案内されて企業の担当者から業務の説明を受けたり、過去の職歴について質問されたりなどします。

『顔合わせ』とか『面談』とも呼ばれますが、雰囲気や緊張感は採用面接とほぼ同じです。

◆派遣会社の担当営業が同行してくれる

正社員やアルバイト採用の面接との大きな違いは、派遣会社の担当営業が同行してくれるという点です。

自分1人で挑むよりは、かなり心強く感じます。

緊張して上手く答えられなかったり、または答えづらい質問をされた時などは、営業さんがサポートしてくれます。

◆履歴書・職務経歴書の提出は不要

もうひとつの大きな違いは、履歴書や職務経歴書を派遣先企業へ提出する必要がないことです。

理由は、派遣先企業が派遣社員を選考することは法律で禁止されているから。

その代わり、派遣社員の職歴やスキルをまとめた『スキルシート』というものを派遣会社が用意してくれるので、当日はそれを基に企業側へ職歴や経験業務の説明を行うことになります。

ちなみにこのスキルシートには、派遣社員の住所氏名、年齢、性別、学歴といった個人情報は記載されておらず、派遣先企業がそういった情報で派遣社員を選考できないようになっています。

◆職場見学のだいたいの流れ

  1. 開始時間より約30分前に派遣会社の担当営業と待ち合わせ
  2. 派遣会社の営業さんと事前の打ち合わせ
  3. 打ち合わせ終了後、営業さんと一緒に企業を訪問
  4. 職場見学開始
    • 企業の担当者に社内を案内してもらう
    • 別室に案内されて面談(という名の面接)開始
  5. 全体で約30分~1時間程で終了

↑過去の経験を思い出しながら、超ざっくりですが書き出してみました。

どこの派遣会社から応募しても、職場見学の流れは上記と変わらないと思います。

事前の打ち合わせとは?

職場見学の開始時間より約30分前に派遣会社の営業さんと待ち合わせして、事前の打ち合わせを行います。

ちなみに待ち合わせ場所は訪問先企業の最寄り駅、もしくは企業が入っているビルのエントランスなど。

打ち合わせの際、営業さんから職場見学の流れや諸注意などの説明を受けます。

何か不安な点などあれば、遠慮なくこの時に確認しておきましょう。

◆面談(=面接)時に訊かれること

  • 職歴
  • 今までの経験業務について
  • 空白期間は何をしていたか(←空白期間が長い場合)

一般的な採用面接とは違うので、業務に関係する質問がほとんどです。

企業側が派遣社員と面談する際、家族構成や住んでいる場所、結婚の予定など、個人情報やプライベートに関する事柄への質問は禁止されています。

また、ネットで職場見学について検索してみると『志望動機も必ず訊かれる』という情報もあります。

しかし私の場合、過去に何社も職場見学を経験していますが、志望動機を訊かれたことは一度もありませんでした。

派遣の場合、自分で求人を見つけて応募するだけではなく、派遣会社から紹介されて応募する場合も多々あるので、志望動機を訊かれることは少ないのではないかと、個人的には思います。

空白期間については、私は転職回数が多い上に長期の無職期間があったりするので、どこの職場見学でもその点を必ず訊かれました。

そういったケースに該当しない場合は、特に突っ込まれることはないと思います。

※以下記事にて、私のヤバい職歴が紹介されております……↓

◆必ず行う自己紹介(←最難関)

  1. 派遣社員による自己紹介
  2. 派遣先企業からの業務説明
  3. 質疑応答

面談はだいたい上記のような流れで行われます。

まず最初に必ず行うのが『自己紹介』です。

自己紹介と言っても長々とアピールする必要はなく、

  • 氏名を名乗る
  • 今までの職歴や経験業務について

この2点を、1分程度で話せばOK。

しかしおそらく99.999……%の方にとって、この自己紹介が最大の難関となることでしょう。

私自身、派遣の職場見学は複数回経験してきましたが、一向に慣れません。

緊張のせいでどもったり、つっかえたり、何を言って良いのかわからなくなって焦ったり……色々ありました。

特に私は転職回数が多いので、職歴や経験業務を簡潔に分かりやすく紹介するにはどうすれば良いか、毎回悩みます。

派遣会社の営業さんとの事前打ち合わせの際に自己紹介への不安点を相談したり、数日前から自己紹介の簡単な例文を用意しておくなど、対策しておいた方が良いです。

私の職場見学体験談

上記までは派遣の職場見学における『一般的な』内容をご紹介してきましたが、ここからは私自身が過去、実際に体験した職場見学を、思い出せる限りご紹介します。

◆明らかに派遣先企業が選考していた

本来、派遣先企業には派遣社員を選考したり、採用・不採用を決定する権利はありません。

しかし中には、「明らかに派遣先企業が選考したな」というケースもありました。

とある企業での職場見学終了後、派遣会社の営業が企業の担当者に就業開始日などの確認をした際、

企業の担当者「別の派遣会社の方と面談してから決めたいので、少し待ってください」

と言われました。

当時の私は派遣の職場見学についてよくわかっていなかったこともあり、特に疑問に思わなかったのですが、今振り返ると明らかに派遣先企業側が採用・不採用を決定している発言ですよね。

企業側が複数の派遣会社へ依頼すること自体は違法ではありませんが。

派遣会社の営業も特に注意することなく「承知いたしました」とあっさり承諾。

企業側と派遣会社はどちらも大手だったので、コンプライアンスはしっかりしているはずなのですが。

ちなみに後日『不採用』の連絡が来ました。

◆職場見学なのに面談のみで終了した

職場見学というからには当然、企業担当者との面談だけでなく、社内の見学もさせてもらえるはずです。

しかし実際、見学なしで面談のみで終了した企業も結構ありました。

というかむしろ、

私が応募した派遣求人のほとんどがこのパターンだった気がします。

『職場見学』とはいったい……?

面談自体は10分~15分程度で終了。

中には5分で終わった面談もありました。

派遣会社の営業も社内見学について尋ねたりすることもなく、企業側が終了を告げたら黙ってそれに従うだけ。

これも明らかに、決定権を派遣先企業が握ってるかのような雰囲気。

そして後日『不採用』の連絡が来ました。

◆営業のサポートには期待しない

職場見学には最初から最後まで、派遣会社の担当営業が同行してくれます。

面談の際、派遣社員が答えづらい質問をされた時や、緊張で上手く話せなくなった時などにしっかりサポートしてくれる……ことになっているようですが。

どんなにつっかえようと、思考が真っ白になって沈黙状態に陥ろうと、答えづらい質問をされて戸惑っていようと、

「営業さんが横からサポートしてくれたおかげで助かった~!」

……などという経験は皆無です。

正直、「この人、何のために同行したんだろう?」と疑問に思うことがほとんどでした。

一緒に企業担当者と対面してくれること自体は確かに心強いのですが。

営業のサポートについては過度に期待しない方が良いです。

◆業務に関係のない質問をされた

職場見学での面談は採用面接とは違うため、派遣先企業は業務に関係のない質問をしてはいけないことになっています。

派遣社員の選考や採用・不採用の決定権は派遣会社にあるからです。

しかし私は過去の職場見学の際、業務に関係のない質問をされた記憶がいくつもあります。

  • どちらにお住まいですか?
  • お住まいはご実家ですか?
  • 長所・短所を教えてください
  • 前職の退職理由は?
  • 他社の求人にも応募していますか?

どれも派遣先企業が派遣社員を特定or選考する行為とみなされかねない質問です。

しかし派遣会社の営業は特に企業の担当者を咎めたりはせず、私自身も無知だったせいもあり、答えづらくても必死に答えてました。

というか「他社求人に応募しているか」なんて、個人的には「当然だろ!」と思います。

失業者は早く仕事を見つけたくて必死なんだから。

企業側だって複数の派遣会社に募集をかけて『職場見学』という名の面接もどきを行って、派遣社員を散々ふるいにかけてるし、そんなことで選考が左右されるのは正直納得いかないです。

……というかそもそも、

企業側に採用の決定権はないはなんですけどね!

それでも職場見学には行った方が良い

ここまで散々書いてきましたが、もし派遣会社から職場見学を案内された場合は、嫌でも行った方が良いと思います。

雰囲気ひとつわからない謎の企業へ派遣されるというのは、働く側からしても相当なリスクですよね。

それに職場見学の本来の目的は、派遣社員が就業場所を直接確認して疑問点などを質問し、働くイメージをつかむためですから。

決定権はむしろこっちにあるんですよ!

大抵の場合、職場見学を担当するのは直属の上司か仕事の指揮命令者となる社員さんなので、その人の印象をチェックしておくのも大事だと思います。

職場見学の結果、自分には合わないなと感じたら断っても良いんです。

また、最近は『オンライン職場見学』に対応している企業も増えているそうなので、可能であれば希望してみると良いかもしれません。

まとめ

派遣社員への面接は派遣法違反
  • 派遣社員の雇用主は派遣先企業ではなく『派遣会社』
  • 派遣社員の能力への評価や、誰を派遣するかなどの決定権は派遣会社にある
  • 派遣先企業には、派遣社員を選別したり採用・不採用の決定権はない
職場見学とは
  • 派遣先企業と派遣社員、双方のミスマッチを防ぐために行われる
  • 本来の目的は、派遣社員がその企業で働くイメージをつかむため
  • 派遣会社の担当営業が必ず同行する
  • 履歴書・職務経歴書の提出は不要。代わりに派遣会社が『スキルシート』を用意してくれる
  • 社内を見学させてもらうだけでなく、企業担当者との『面談』も行われる
    • 実質『面接』である
  • 自己紹介は必ずやらされるので対策を練っておくこと

「派遣の仕事なんて応募すればすぐ受かる」と思っている方が結構いるようですが、決してそんなことはないです。

まずは派遣会社によって選考され、最後は職場見学という名の面接によってふるいにかけられます。

不採用が続いたとしても、別に珍しいことではありません。

↑経験済み……というか今もまさに経験中

現在、派遣のお仕事を探している方。

そしてなかなか採用されずに悩んでいる方。

出来るだけ気落ちせず、地道に応募していきましょう。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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