今年も開催されました、神田古本まつり!
2024年は何と10月25日~11月4日までの長期開催ということです!
私も25日(金)と26日(土)の2日連続で行って来ました。
古本まつりについては過去記事でもご紹介しているので、興味のある方はそちらをご覧いただけばと思います。
今回は神保町の美味しいお店を色々巡って来たので、そちらをメインにご紹介します!
平日・休日問わず大盛り上がり!
画像は10月25日(金)に撮影↑
平日だというのに、老若男女問わず大勢集まって大変な盛り上がりを見せておりました。
まあ私も無職だけどな!
また、翌日からの26日(土)&27日(日)はすずらん通りの方で『神保町ブックフェスティバル』も同時開催。
こちらも古本まつりに負けず劣らずの大盛況!
1店舗のワゴンに10人以上殺到して本がなかなか見れなかったり……。
今年も神保町全体が、大勢の本好き達でひしめき合ってました(笑)
あー楽しかった!
『神田古本まつり』と『神保町ブックフェスティバル』については以下の2022年の記事でご紹介していますので、よろしければご覧ください↓
神保町・老舗飲食店巡り
書店が軒を連ねる神保町ですが、同じくらいに飲食店も豊富に揃っています。
有名チェーン店はもちろん、創業●十年などの老舗も多くて驚きです。
あと、忘れてならないのはカレーの街だということ。
今回、初めて神保町でカレーを食して来たので、併せてご紹介します!
ランチ編その1:さぼうる2
初日のお昼は『さぼうる2』でいただきました。
ちなみに前回もこのお店でナポリタンを食べています。
せっかくなので前回と違うものが良いと思い、この日はポーク生姜焼きを注文。
生姜焼きはもちろん、ご飯のボリュームも結構なもの。
しかし、生姜焼きのお肉が柔らかくてジューシー且つ、タレがやや甘めの味付けで、それがご飯に合いまくり!
ぺろりと完食できました!
美味しかった!
ランチ編その2:スマトラカレー共栄堂
「2日目のランチはカレー!」と決めていました。
神保町と言えばカレー激戦区ですから!
訪れたのは、大正13年創業の老舗『スマトラカレー共栄堂』
なぜこのお店を選んだかというと、古本まつりの会場で無料配布されていたパンフレット内でおすすめされていたからです。
他にもカレー店を含めいろんなお店が掲載されていたけど、『スマトラ島のカレー』という一文に大変興味を惹かれました。
パンフレットによると、共栄堂の初代店主が、貿易商として活躍していた人物からスマトラ島のカレーの作り方を教わり、それを日本人好みにアレンジしたのが始まりということです。
独特な風味と苦味のある不思議なカレー
ビーフと迷いましたが、定番メニューらしいのでポークカレーを注文。
ご飯のボリューム感が凄かった……。
量については特に何も言わなかったので、おそらくこれが普通盛りと思われますが、お茶碗2杯分は軽くありますね……。
帰宅後に口コミを確認したところ、半量とかできるみたいです。
柔らかくてジューシーなポークがごろっと入ってます。
そして何より、ルーの色が黒い!
濃い茶色というか、ほぼ黒です!
お味の方は、何というか独特の風味、そして苦味が感じられます。
苦味のあるカレー、初めて食べました。
といっても凄く苦いというのではなく、ほんのりとした苦味。
決して嫌な苦味ではなく、むしろそれが「美味しい!」と感じてしまう。
そして、クセになる!
すっごく不思議なカレーでした。
これがスマトラカレーなのか!
最初はビビっていたご飯の量も、カレーに夢中になるうちに、あっさり完食(笑)
美味しかったー!
テーブルに福神漬けとらっきょうが常備してあるのもGOODです!
私、子供の頃からカレーには福神漬けをたっぷり乗せて食べるのが好きで、らっきょうには見向きもしなかったんですが、この店で食べたのを機に、らっきょうにも目覚めました。
良いですよね、らっきょう。
期間限定『焼きリンゴ』
カレーと一緒に焼きリンゴも注文しました。
食後に運ばれて来ます。
リンゴを丸っと1個焼き上げた、カレーと同じくらいの名物だそうです。
皮付きですが、もちろん食べられます。
10月~4月までの期間限定で、おまけに1日に約30個の数量限定です。
私は土曜日の午後12時30分過ぎ頃に伺ったのですが、運が良かったみたいです。
更に言うと、単品注文は不可!
焼きリンゴはカレーを注文した者だけに許される特権なのです!(←大袈裟)
一緒に生クリームも付いてくるので、それをかけていただきます。
一気に全部かけました↑
フォークであっさり切れるほど柔らかく、アップルパイのリンゴだけを食べているような味。
とは言え甘過ぎることもないので、飽きることなく食べられます。
カレーを食べた直後ですが、問題なく完食しました。
美味しかった!
喫茶編その1:ラドリオ
実を言うと、初日に関しては古本まつりよりも、このお店が1番の目当てでした。
昭和24年創業の老舗喫茶店『ラドリオ』
ウインナーコーヒー発祥の店として有名だそうです。
コーヒーはブラックでしか飲まない私ですが、発祥の店というならぜひ飲んでみたい!
さっそく、日替わりケーキとセットで注文しました↓
こ、これが噂の……
発祥の店・ラドリオのウインナーコーヒー!
実際に目にすると、何やら迫力を感じます。
生クリームたっぷり!
コーヒーどこ行った!?
私、ウインナーコーヒーは初めてで分からないのですが、他店のはおそらくここまで生クリーム多くはないですよね……?
恐る恐るスプーンで掬って口にしたところ、滑らかな食感と、とろけるような甘みが最高でした。
思えばこんなにたっぷりの生クリームだけを口にする経験って、あまり無い気がします。
何だか凄く幸せで、贅沢な時間を味わっているような気分。
生クリームの下からようやく姿を見せたコーヒーの苦みが甘さとよく絡んで、これまた最高でした!
ちなみに日替わりケーキはショコラを選んだのですが、中に大粒のチョコチップが入っていて、こちらも大満足。
美味しかった!
喫茶編その2:カフェ トロワバグ
昭和51年創業『カフェ トロワバグ』
神保町駅A5出口から程近いビルの地下にある、隠れ家的な喫茶店です。
Googleクチコミで見た餡子とバターのトーストがインパクト大き過ぎたので、ぜひ行ってみたくなりました。
トロワバグの小倉バタートースト
こちらのインパクトが強すぎて撮影を失念しましたが、セットドリンクはトロワブレンドを選びました。
一度見たら忘れられないくらいの衝撃度を誇る小倉バタートーストですが、調べたところ『たいやき神田達磨』というたいやき屋の餡子を使用しているとのこと。
トロワバグの近所みたいですね。
そして何より、この厚切りのバター!
餡子もバターも、少しもケチらない様子が大変GOODです!
トーストがホカホカ温かいので、食べてる途中でバターが溶け出してしまいました(笑)
しかし溶けかかったバターが餡子に絡んで、絶妙な甘じょっぱさがまた、たまりません!
これが名物かと思いきや、真の名物はどうやらグラタントーストらしいです。
次回はぜひ、そちらを食してみたいですね!
お冷のコップに店名が印字されているのが可愛かった↑
喫茶編その3:ミロンガ・ヌオーバ
昭和28年創業『ミロンガ・ヌオーバ』
『ラドリオ』のすぐ近くにあるな~と思ったら、何と姉妹店!
ラドリオがシャンソンを流すお店なのに対し、ミロンガ・ヌオーバはアルゼンチンタンゴが流れるお店として、長年親しまれているそうです。
26日(土)の14時30分頃に伺ったのですが、奇跡的に待たずに入店できました。
ミロンガブレンドと日替わりケーキのセットを注文。
ケーキは確か、塩キャラメルのパウンドケーキだったかと思います。
ちょっと力を込めないとフォークで切れないくらい硬めのケーキでしたが、食感はしっとりして美味しかったです。
カウンター席に案内されたのですが、静かに読書している方がほとんどでした。
私もブックフェスティバルで購入した本を読みながら、1時間ほど過ごしました。
テーブル席はそれなりに賑わっていましたが、全体的に落ち着いた雰囲気のお店なので、1人でもゆったり過ごせます。
また、食事メニューではピザが人気の様子。
ほとんどのお客さんが食べていました。
こちらもラドリオと同じくらい、おすすめです。
その他、おすすめスポット
お茶の水小学校のそばに建つ『吾輩は猫である』の石碑。
この小学校、かつては『錦華學校』と言い、夏目漱石が子供の頃に通っていたそうです。
こういうの、文学好きにはたまらないでしょうね。
神保町に来たら必ず訪れる総合画材店『文房堂』
画材がメインですが、可愛い文房具や雑貨類も豊富です。
階段の壁沿いに展示されたクリスマスカードの数々は圧巻!
今年も素敵なクリスマス雑貨がたくさん並べられてます↑
「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」
前回訪れた時には気づきませんでした……。
何か聞いた覚えのあるフレーズだなと思いきや、『注文の多い料理店』に出て来ましたね!
さすが本の街の画材屋さん!
遊び心も洒落ています!
神保町は、歩いているだけでも楽しい街です。
また行こう(笑)