先日、自宅のポストを確認してみると楽天銀行から1通の封筒が。
こんなふうに封筒でお知らせが来たことなど今までなかったので、
「え……。私、楽天銀行に何か悪いことしたかな?」
と内心びくびくしながら部屋に戻って封筒を開けてみたところ……
- 楽天銀行フリーケア・プログラム『無料プラン』のご案内
- 交通事故などで5日以上入院した場合、一時金として30,000円がもらえる
- 保険料は楽天銀行が負担する
だいたい上記のような内容の、保険加入の案内でした。
結論を先に言うと、申し込みせずに封筒も書類も破って処分してしまったのですが。
保険会社ではなく楽天銀行が保険加入の案内を送付するという事態が何故起こっているのか理解できず、ちょっと調べてみました。
楽天銀行フリーケア・プログラムとは?
画像のような『ご案内』の他に、加入依頼書や重要事項説明書、返信用封筒が同封されていました。
今回、加入を案内されている『無料プラン』について、改めてもう一度まとめると……
↓
- 交通事故などで5日以上入院すると、一時金として30,000円が支払われる
- 加入期間は3年間
- 保険料は楽天銀行が負担する
3年間タダで加入できて、もしものことがあれば30,000円もらえるらしい。
ちなみに3年経ったら自動更新ではなく、解約となります。
一見お得に思える内容ですが、はたして本当に自分に必要なのだろうか?
申込期限あり。補償開始日は2022年5月1日から
『ご案内』の下の方に小さく、補償開始日について記載がありました。
- 『無料プラン』の申込期限は2022年2月8日
- 期限までに申し込めば、2022年5月1日より補償が開始される
申し込んでから補償開始までに、だいぶ日数が空きますね。
どの保険も、こんなものなのでしょうか?
当然、補償開始日までの間に「もしもの事態」に見舞われたとしても、保険金は支払われません。
保険会社はチューリッヒ
書類をよーくチェックしてみると、どうやら実際の保険会社は『チューリッヒ保険会社』であり、楽天銀行は代理店という位置付けのようです。
一応、名の通った会社の保険であり、『無料プラン』は本当に3年間無料ということです。
詐欺ではないので、その点はご安心を。
有料の『追加補償プラン』への申込みもできる
こちらの画像は、同封されていた『加入依頼書』です。
『無料プラン』の他に、月々1,000円から利用できる『追加補償プラン』への申込みもできるようになっています。
たぶん保険会社としては、とりあえず無料プランを案内しておいて、最終的には有料の『追加補償プラン』へ誘導したいのだろうな、という気がします。
もし『無料プラン』を希望する場合は、間違えて『追加補償プラン』まで記入してしまわないよう注意が必要です。
結局、申し込まなかった理由
交通事故で5日以上入院する可能性は極めて低い
調べてみたところ、多くの方がこの点を指摘されていました。
また、交通事故というのは車に轢かれるだけではなく、
- エスカレーターやエレベーター
- 自転車
- 電車
- バイク
……これらによる事故も『交通事故』に分類されるそうです。
自転車で転んで5日以上入院するケースは極めて稀。
というか冷静に考えると、5日以上の入院って相当な重傷ですよね。
電車に轢かれたら入院どころかほぼ即死だろうし。
つまり、 5日以上入院するケースはそうそう起こり得るものではないし、保険会社はおそらくそれを見越している。
仮に5日以上の入院が必要なほど重傷を負った場合、30,000円がはたして妥当な金額なのかも微妙な気がしました。
いやもちろん、無いよりはある方が良いだろうけども……。
既に加入している都民共済で充分ではないか?
私は現在、都民共済で月掛金2,000円のプランに加入しています。
事故による怪我はもちろん、病気の際も、入院1日目から保障してくれて、日帰り入院もカバーしてくれるそうです。
例えば18歳~60歳の場合↓
- 事故による入院の保障期間は1日目から184日目まで
- 1日あたり5,000円
有料の『追加補償プラン』と併せて検討してみても、別に都民共済だけで充分かなと思いました。
興味があれば試しに『無料プラン』で3年間。でも別に必要ない
もし同じような案内が届いていて「興味がある!」という場合は、とりあえず3年間のお試しとして『無料プラン』に入ってみるのも良いと思います。
『無料』は本当に『無料』ですし、期限の3年を迎えたら勝手に更新されることはなく、契約解除してもらえます。
もちろん、有料プランに乗り換えることも可能。
ただ私自身は既に共済保険に加入済みなこともあり、「どっちもいらないかな」という印象。
大手の保険会社とはいえ、安易に個人情報を渡したくもないので。