とうとう梅雨が明けてしまいましたね。
いよいよ夏か~。
……ていうか6月中に梅雨明けって前代未聞らしいけど、地球さん大丈夫!?
「梅雨が早く明けた分、夏も早めに7月下旬くらいで終わってくれないかなー」なんて、こっそり願っているのですが、まあそんなことは有り得ないんでしょうね(←夏嫌い)
タイトルの通り、『2階建てアパートの2階・角部屋・西向き』の3拍子が揃いし我が家はすっかり灼熱地獄と化しています。
毎年のことなのですが、今年は例年よりもこの状況が長く続くかもしれないことを考えると、生きて行ける気がしない……。
「木造は鉄筋よりも通気性が良いから、夏は割と過ごしやすい~」とかいう意見をたまに見聞きしますが、
んなことはない!
……と、はっきり申し上げます。
木造だろうと鉄筋だろうと夏は暑いです!
特に我が家のような『真夏の負の3拍子』が揃った部屋となれば建物自体の通気性など、体感的にはほぼ無意味です。
というわけで今回の記事↓
まさにこれから木造アパートの最上階・角部屋(しかも西向き)へ引っ越しされる方。
もしくは現在、引っ越しを検討されている方。
少しでも参考になれば幸いです。
アパートの最上階が暑い理由
- 暖かい空気は上昇する
- 屋根に溜まった熱が室内温度を上げる
- ベランダからの照り返し
1.暖かい空気は上昇する
暖気は冷気よりも軽いため、上昇する性質があります。
つまり1階よりも2階、2階よりも3階と、上層階ほど暖気の影響を受けることになります。
上の階の方が、1階よりも熱気が溜まりやすいんですね。
また、同じ室内であっても、ロフトに上った方が床よりも暑く感じるというのも同じ理由からです。
2.屋根に溜まった熱が室内温度を上げる
最上階の部屋は、屋根に溜まった熱の影響を直に受けます。
材質にもよるみたいですが、午後の日差しに照らされ続けた屋根は相当な熱を帯びています。
その熱が屋根裏に溜まることで、真下の部屋まで暑くなります。
『輻射熱(ふくしゃねつ)』というそうです。
3.ベランダからの照り返し
ベランダ付き物件の場合、照り返しによる影響もあります。
特に最上階のベランダは日光を直接受けるため、真夏は大変暑くなります。
ベランダの床から跳ね返った熱が窓を通って室内に入り込むと、当然、室温も上がります。
これも思わぬベランダ付き物件のデメリットですね!
真夏の我が家の過酷さについて
私が住んでいる部屋の主なスペック
↓
- 築30年越えの木造アパート
- 2階建ての2階
- 角部屋
- 居室の窓は西向き
以下の記事でも詳しく書いているので、よろしければご覧ください。
ちょっと特殊な角部屋
私が住んでいるアパートは、ちょっと変わった構造になっていまして……。
角部屋と書きましたが、実際には私の部屋の両隣に部屋は無く、同じ2階の他の部屋から孤立したような構造になっています。
この辺り、文章での説明が難しいため詳細は省きますが、両隣に部屋が無い最上階ということで、午前中から日暮れまで夏の日差しを全方向から受け続けている状態です。
ちなみに「冬は暖かくて良いのでは?」と思いきや、寒気を全方向から受けるため、フツーに極寒です。午前中と夕方以降は特に。
「夏は地獄」と評判の西向き
居室に1つしかない窓は真西を向いています。
アパートの周囲には日差しを遮ってくれる高い建物など、ひとつもありません。
更にベランダ無し物件のため、午後の日差しを窓から直接受けることになります。
西日ウェルカム!
遮光・遮熱カーテンを取り付けているとはいえ、正午を過ぎると自動運転にしているエアコンが急激にやる気を出すほどの暑さです。
太陽「うおおおおおお!」←しゃくねつほのお(※真西からの強烈な日照攻撃)
エアコン「うおおおおおお!」←こおりのいき(※冷風「強」で対抗)
私「いのちだいじに」←命を守る行動(※HP既に赤色表示)
……以上、夏の在宅勤務時の攻防を、某RPGのバトル風に表現してみました。
攻防と言っても、私は何もしてませんけどね。
毎回、ひたすらエアコンに頑張ってもらってます。
それ以外に手段がない……。
会社からの帰宅直後は熱気地獄
画像は我が家のデジタル時計。
6月29日(水曜日)の午後7時19分。
会社から帰宅した直後に撮ったものです。
右下に室温が表示されているのですが……
37.6℃
殺す気か。
このアパートに引っ越してきて3年目の夏。
記憶に残っている限り、この日の室温が最高記録だったと思います。
出社すれば半日近く家を空けることになるので、窓やカーテンなどの戸締まりはもちろん、サーキュレーターやエアコンもしっかりオフにして出かけます。
真夏は帰宅するたびに、籠もりに籠もった強烈な熱気にウンザリ。
冷房が起動していない状態で西日に晒され続けていたわけですから、室温も上がりに上がってます。
窓を開けてサーキュレーターを強風にして回しても、籠もった熱気はなかなか抜けません。
エアコンももちろん起動させますが、それでも完全に涼しくなるまでには時間が掛かります。
最上階・角部屋の暑さ対策
エアコンを点ける!
まずは、これが基本中の基本ですね。
「冷房は身体に悪い!」と思い込んでいる方も未だに多いみたいですが、猛暑を我慢し続けて熱中症になる方が身体にとってはよっぽど毒です。
「電力ひっ迫~」と国は申しておりますが、決して「エアコンを使うな」とまでは言ってません。
節電を気にするのなら26~28度と、少し高めの温度設定にしておきましょう。
エアコンの設定温度を1度上げるだけで、消費電力を約10%抑えられるそうです。
サーキュレーターを使う
部屋中の空気を循環させるサーキュレーター。
これがあるのと無いのとでは、真夏の快適さもだいぶ違います。
個人的にオススメなのが360度首振り可能なタイプ。
換気の際に使用すれば、部屋中に籠もった熱気をかき混ぜることで、空気を素早く入れ替えることができます。
また、夏は冷房、冬は暖房と上手に併用することで、電気代の節約にもなります。
冷房と併用する場合は、サーキュレーターをエアコンの対角線上に置き、エアコンの送風口に向けて風を送ると効率的に部屋全体が涼しくなるそうです。
遮光・遮熱カーテンで窓からの熱を大幅カット!
意外と侮れない、カーテンでの暑さ対策。
外から室内に入り込む熱は、約70%が『窓から』なのだそうです。
『遮光・遮熱』タイプのカーテンを取り付けておけば、窓から入り込む熱を大幅カットして、室温上昇を抑えてくれます。
また、それにより、冷房の消費電力も抑えられるので節電にも繋がります。
我が家も遮光・遮熱カーテンを使用していますが、おそらくこのカーテンが無かったら、会社から帰宅後の室温は37℃どころか40℃くらいまで行ってたんだろうなと思います。
カーテン効果凄い。
ちなみに保温効果もあるので、冬の暖房使用時にも大活躍。
ぜひオススメ。
まとめ
- 暖かい空気は上昇する→1階よりも熱気が溜まりやすい
- 屋根に溜まった熱が室内温度を上げる→輻射熱(ふくしゃねつ)
- ベランダからの照り返し→最上階のベランダは日光が直撃するため、特に暑くなりやすい
- エアコンを点ける→猛暑を我慢しない! 節電するなら設定温度を26度~28度くらいにする
- サーキュレーターを使う→360度首振りタイプが特にオススメ。冷房と併用で節電効果あり
- 遮光・遮熱カーテンを使う→窓から入り込む熱を大幅カット。冷房の消費電力も抑えられる
節電も大事ですが、自分の体調管理はもっと大事です。
我慢せずにエアコンは点けましょう!
そして、エアコン以外の便利なアイテムも利用しながら、無理のない節電を心がけましょう。
今夏も無事に生き延びてみせるぞ~(←気魄ゼロ)