現在1人暮らしをしている部屋に引っ越してきてから、ちょうど2年が経ちました。
先月が契約更新月で、引っ越そうか悩んだりもしましたが、結局更新することに決めました。
結構な築古物件で最初はどうなることかと不安だらけだったけど、古いわりに室内や水回りはきれいだし、何より大家さんが凄く親切なので今はすっかりこの部屋を気に入っています。
部屋探しって、内見時にはきれいで申し分ないように感じた部屋であっても、住んでみなければわからない事情や欠点ってありますよね。
我が家にもいろいろあります。
2年経ったのでもう慣れてはいますが。
もう6月でシーズンは過ぎたかもですが、いくつかまとめてみたので今後のお部屋探しの参考になれば幸いです。
暮らしやすい我が家のデメリット集
1.キッチン&玄関編
◆2階の外廊下に屋根がない

私が暮らす部屋はアパートの2階にあります。
だいたい上の画像のような建物を想像していただくとして……
階段を上った先の外廊下に沿って各部屋のドアが並んでいるわけですが、その2階の外廊下に雨除けの屋根や庇がないんですよ。
1階の各部屋は2階の外廊下が屋根代わりになっていますが、2階は何もないので雨が降れば廊下はもちろんドアまでびしょ濡れです。
雨風ともに強い日は、無数の雨粒がドアをもろに叩きつけます。
台風の時はその音に恐怖を感じるほどです。
悪天候だろうと外出せねばならない時は、ドアを開けた瞬間に雨風が玄関内に吹き込んできます。
ドアを開けたら即座に傘を開いて外に出て、すかさずドアを閉めるなど、迅速に行動しないと玄関どころか室内まで濡れます。
玄関から出る時も大変ですが、大雨の中、帰宅して部屋に入る時も一苦労です。
傘をさした状態で、荷物があればそれも持ったままポケットから鍵を出して、ドアを開けたら傘を閉じながら部屋に入るという工夫が必要です。
外に出る時も帰宅して部屋に入る時も、どのみち多少濡れるのは避けられません。
内見時は室内のことばかりで玄関の外までは気が回らず、暮らし始めてから最初の大雨の朝、出社する際に初めて「こんな難点があったのか」と気づいた次第です。
もしアパートの2階のお部屋を内見する際は、外廊下に雨除けの屋根や庇があるか、チェックすることをオススメします。
外廊下に雨除けがないだけで、雨の朝はゴミ出しも億劫になりますから。
◆玄関のドアの戸当り部分に隙間

我が家の玄関ドア。
隙間からうっすら外の明かりが漏れているのがわかりますでしょうか?
我が家は玄関入ってすぐキッチンスペースになっているのですが、この隙間のせいなのか真冬は朝起きるとキッチン全体が底冷えしています。
越して来た年に大型の台風が直撃した際には、この隙間から雨水が漏れてきたことがありました。
あとこれからの季節、心配なのが虫の侵入ですね。
画像を見ての通り2年間この隙間を放置してきたわけですが、幸い『黒いあんちくしょう』を室内で見かけたことは一度もないです。
毒餌を部屋中に仕掛けたり、玄関にハッカスプレー撒いたりなどの対策はしていますが。
今年はいい加減、隙間テープを購入してこの隙間を埋めてみようと思っています。
お部屋内見の際は玄関ドアに隙間がないかも要チェックです。
虫嫌いの人は特に。
◆洗濯機と冷蔵庫の配置場所がおかしい
頻繁に自炊する人は、キッチンの動線も確認した方がいいと思います。
ちなみに我が家のキッチンはこんな感じです↓

画像左端がIHコンロのある調理スペースです。
おそらく多くの場合『調理スペース→冷蔵庫→洗濯機』という並びではないかと思うのですが、画像の通り、我が家は『調理スペース→洗濯機→冷蔵庫』というちょっとおかしな並びになっています。
洗濯機の防水パンが調理スペースの隣に配置されていたので、仕方なく冷蔵庫はこの位置になりました。
ちなみにキッチンスペースの広さは玄関も含めて約3帖。
調理スペースの向かい側には冷蔵庫を置けるだけの余裕はありません。
居室の方に置くと駆動音が気になって眠れなくなるのでそれもなし。
もちろんこの点については内見時に気づいていたのですが「まあ、このくらい良いか」という感じでスルーしていました。
しかし実際にこのキッチンで料理をしてみると、まあまあ面倒で。
たとえばコンロで調理中に冷蔵庫から調味料を取り出すのも、わざわざ洗濯機の前を通過しなければならないし(数歩の距離ですが、毎回地味に面倒です)
使う材料はあらかじめ冷蔵庫から取り出しておくにも、キッチン自体が狭く置き場所も限られているので、その都度、冷蔵庫まで取りに行く必要がある。
あと、冷蔵庫のすぐ向かいが玄関なのですが、冷蔵庫やその上の電子レンジから食材を取り出す時、油断していると玄関と床の段差に躓きます。

特に電子レンジ(左開き)から食材を取り出す時、何度か後ろにひっくり返りそうになったことがあります。
自炊派の人にはぜひキッチンの動線や家電の配置の確認をおすすめします。
調理中に危険な目に遭わないためにも。
2.居室編
◆西向き

居室の窓は真西を向いています。
ちなみに最上階、角部屋です。
昼を過ぎると室内に日光がもろに射し込んで暑いのなんの。
カーテンを閉め切っても画像のような状態で仕事をしています。
今の時期からこんな感じなので、真夏になればどうなるかなど言わずもがな。
気分は蒸し器の中の肉まんです。
正午を過ぎると、自動運転にしている冷房が急にやる気を出し始めます。
ほとんど日が射さない北向きよりはマシだろうと内見時は軽く考えていましたが、あの頃の私は西日の強烈さを理解していなかったのかもしれない……。
もし西向きの部屋で暮らすことになった際は、遮光カーテン必須です。
◆ベランダがないので洗濯物は年中部屋干し
我が家にはベランダがありません。
窓の外に、洗濯物を干せるようなものなど一切設けられておりません。
カラッと晴れた良い天気の日であっても、洗濯物は部屋干しです。

居室の出入り口から撮った画像。
決して広くはない6畳の一角を洗濯物に占拠されてしまいます。
狭い室内では干すスペースも限られているのであまりため込まず、出来るだけ頻繁に洗濯する必要があります。
私は真夏は1日おき、それ以外の季節は2日おきにしています。

カーテンレールも貴重な物干しスペースです。
前述の通り我が家の居室は真西を向いているので正午を過ぎれば強烈な西日パワーにより、窓辺に干した洗濯物は急速に乾きます。
西向きの部屋で唯一の利点ですね。
しかし乾くまでの間は生乾きの臭いや湿気が室内に充満するので、
- 頻繁に窓を開けて喚起する
- サーキュレーターで風を当てて少しでも早く乾くようにする
- 洗剤は部屋干しでも臭わないタイプを選ぶ
……などの対策必須です。
寝具などの大物は干せる場所がないので、月に1~2回(真夏はほぼ毎週)コインランドリーで洗っています。
掛け布団やらシーツやらを大きなランドリーバッグに詰め込んでコインランドリーまで持って行くのは、なかなか面倒です。特に真夏。
「洗濯物は絶対に外干しできないと嫌!」という人や「寝具を洗うために定期的にコインランドリー行くのは面倒」という人は、ちゃんとベランダがある物件を選んだ方が良いです。
どんな部屋にも欠点はある。自分が許容できる程度のものか考える。
以上、いろいろ書きましたが、基本的にはどれも暮らし始めて半年経つ頃には慣れていました。
何より、どの欠点と比較してもメリットの方が大きかったので、2年目以降も契約を更新することに決めました。
- 築古のわりに室内はきれい。よく管理されている。
- 日当たりや風通しも問題なし。
- 駅から徒歩5分。スーパーやコンビニ、ドラッグストアも近い。
- 治安が良い。
- 静かで落ち着いた環境。在宅勤務でも問題なく集中できる。
- 大家さん夫妻が超親切。←重要
私の中では6番が一番大きかった。
次が5番。静けさ大事。
内見の際、出来れば大家さんがどういう感じの人なのかも確認した方がいいかもしれません。
部屋を借りるとなれば、何かとお世話になる方ですし。
いろいろと比較検討して、自分にとって何が一番重要なのか、どこまでなら許容できるのかなどの優先順位を明確にしておくことが大事かなと思います。