今の派遣先での仕事は完全在宅勤務です。
個人的には、最高の働き方だと思っています。
しかし今の派遣先では、前職以上に『在宅勤務の大変さ』を改めて実感する機会が増えたように思います。
特に何が大変と感じるかというと、コミュニケーションについて。
完全在宅勤務であってもコミュニケーション能力は必須
「在宅勤務だと煩わしい社内の人間関係から解放されて気楽」
「コミュ障の人には打って付け」
もしくは、
「在宅勤務ばかりだとコミュニケーションが希薄になる」
などと言われがちですが、私は今の仕事に就いて改めて実感しました。
「例え完全在宅勤務であっても人間関係が希薄になるわけではないし、コミュニケーション能力は必須である!」
対面時とは異なるコミュニケーション
在宅勤務でも『報・連・相』は必ず行います。
その際、やり取りは主にチャットツール、メール、Zoomを使用します。
私の職場では、業務上のやり取りは9割チャットツールで、メールは勤怠連絡のみ。
Zoomは基本的に、週1回の定例ミーティングのみです。
つまり、報告・連絡・相談は全てチャットツールで行う必要がある、ということ。
業務上で分からないことの質問、ミスした時の報告も全て『文章』で伝えなければならないということです。
- 伝えたい要点を分かりやすく、簡潔にまとめる
- 長文になる場合は改行、空白行なども入れながら、読みやすくするよう心がける
- 敬語を正しく使う
……など。
文章での報告って結構、気を遣わなければならないことが多いです。
これって人によっては、物凄く難しいことだと思います。
私は比較的、文章を読んだり書いたりすることには慣れている方ですが、それでも「この質問を、どうやって文章でまとめるべきか……」などと悩むことはしょっちゅうです。
毎日出社していた頃もチャットやメールで報告することはありましたが、すぐ近くに相手がいる場合は口頭で伝えることが出来たし、作業で分からないことがあっても、その場で直接見てもらいながら教わることが出来たので、習得も比較的早かったように感じます。
在宅勤務だと、出社していた頃は口頭ですぐに済ませることが出来たやり取りも、全てチャット(orメール)で行うことになります。
しかも相手のスケジュールによっては、返信が数十分、あるいは数時間も経ってから来ることもあります。
急ぎの要件なのに、あまりにも返信が遅い場合はこちらから催促のメッセージを送ることもありますが、その際も失礼のない文章を心がける必要があります。
間違っても「返信まだですか?」みたいな、ストレート過ぎる表現はNGです。
このように、在宅勤務では、対面時とは違った種類のコミュニケーションスキルが必要になります。
在宅勤務をしていて、これを煩わしい、苦痛だと感じている人は、結構多いのではないかと思います。
出社勤務・在宅勤務問わず、人間関係は必須
「在宅勤務ばかりだと人間関係が希薄になる」
これもよく言われているようですが、個人的には、必ずしもそうとは限らないと思ってます。
前述の通り、在宅勤務でもコミュニケーションスキルは必要ですし、出社勤務・在宅勤務問わず、人間関係は必須です。
仕事上の報告や相談は毎日必ず行うことだし、Zoomでのミーティングに出席することもあります。
不明点などがあれば自分から積極的に質問をして、疑問を解消しなければなりません。
出社勤務のように、担当者が常に同じオフィス内にいて、いつでも報告や相談が出来るというわけではないので、何かあったら自分から動いて行かないと作業がいつまで経っても止まったまま、なんてことにもなりかねません。
そうならないためにも、コミュニケーションスキルや人間関係の構築は、勤務形態を問わず重要です。
……とは言え、仕事中にする必要のない雑談だとか、職場主催の飲み会などからは解放されるので、そこは利点ですけどね。
私の今の仕事について
基本的に1人で黙々と、自分のペースで進められる仕事です。
業務内容をざっくり説明すると、データ入力&作成系の事務。
しかしやり方がとにかく複雑で、分からないことや疑問点が毎日幾度となく出て来ます。
その度にマニュアルを読み込んだり、どうしても自己解決が出来なければ担当の社員さんにチャットします。
不明な点があれば1人で考え込まずにチャットで担当社員に質問する。
問題解決のために自ら動くことが出来る人でないと、この仕事は難しいです。
完全在宅勤務だからこそ、この辺が重要になってきます。
まだ研修中だった頃、1on1 で社員さんから頂いたお言葉↑
今まさに身に染みております……。
前職も在宅勤務メインでしたが、1度教わればすぐに覚えられるような仕事だったこともあり、今の仕事ほど、社員さんとの連絡頻度は多くありませんでした。
ほぼ完全に『1人で進める仕事』で、私はそれを「気楽!」と感じていました。
今の仕事は社員さんとはもちろん、同じ派遣仲間との連携も必要不可欠だったりします。
分からないことを質問し合って解決方法を探ったり、作業に必要な情報があれば皆で共有するなど、助け合うことが重要になる面も多々あります。
完全在宅勤務であっても、コミュニケーションは重要です。
仕事をする以上、人間関係が完全にゼロになることは有り得ない。
大変だけれど、学べることも多い働き方だと思ってます。